gK
うぅっ...、頭痛いぃっ...
今月も来た...
月に1回ぐらいの頻度で来る 謎の大熱。
gK
駄目だっ...、動けないっ...
頭痛薬を取りたいのに体が動かない...
しかも今回はいつにも増して辛い。
gK
かわきたっ...
たすけてっ...
たすけてっ...
こんな時にも愛人を求めてしまう 愚かな自分に鞭を打って薬を取りに動く
gK
っふぅ...、
はぁっ、はあッ...
はぁっ、はあッ...
あれっ...? なんかフラついてッ...
gK
っ...
kw
...またッ、かわまたっ、!
gK
...かわきたっ...?
いつの間に僕は床に倒れていた。
かわきたは電話や家のインターホンを押しても返答が無い僕を心配して、 合鍵で助けに来てくれたらしい。
kw
大丈夫...では無いよな。
gK
うん...
kw
とりあえず近くの薬局でなんか買ってくる、
何か欲しいのある?
何か欲しいのある?
gK
なんも...
kw
はぁっ...
呆れた様に大きなため息をついてから かわきたが口を開く。
kw
そうやってまた無理して...
kw
どれだけ心配したと思ってんの。
gK
...ぐぅの音も出ない。
kw
ふっ...、で?なにが欲しいの?
ちょっとかわきたが笑って言うけど、 欲しいのなんか1つしかない
gK
ねっ、かわきたっ。
kw
ん?
「かわきたに居て欲しい。」 なんて言ったら引かれるに決まってる。
gK
...なんもないからさ、
そこの薬だけ取って。
そこの薬だけ取って。
kw
ほいよ。
かわきたと手がぶつかる。
gK
っごめん。
kw
大丈夫。
近くにあった水と一緒に薬を飲む。
なんだかいつにも増して苦い気がする...
gK
っごほっ...、ん゛っ...
なにも言わずに背中をさすってくれる。
kw
ねーかわまた。
gK
なにっ...?
kw
優しくしてくれた人にはお礼が必要だと思わない?
gK
...つまりなにか礼をよこせと...?
kw
おっ、当たり。
いつも通り回りくどい。
gK
何が欲しいの、!
kw
ん〜...
kw
あっ...、いやぁ..
gK
そんないっぱい欲しいものあんの?
kw
うん、決まった。
gK
なんでもいいけどさ...
gK
言っとくけど僕そんな高価なもの買えないよ...?
kw
大丈夫、ただだから。
ただ...?
kw
俺さ...
kw
かわまたとキスしたい。
gK
はぁっ...!?
kw
なんでもいいって言ったじゃん。
高価でもないし。
高価でもないし。
gK
うっ...
kw
駄目、?
gK
いーけど...
僕熱だよ?
僕熱だよ?
kw
かわまたの熱なら喜んで
受け取りますがな。
受け取りますがな。
gK
...ちょっと、いや...
大分キモイ...
大分キモイ...
そう言って2人で笑いあった。
そして、結局キスするのは 僕の熱が治まってからする事にした。
でもこの時は考えても無かった。
1週間は首を 隠さなきゃいけなくなるなんて───