風花の舞う日

ナースコールボタンを押す

ベット上で上半身を起こしお腹を押さえ脂汗をかいている詩織

ベットに寝かせお腹を触る

顔を歪める詩織 ナースコールで先生を呼び出す

大きく開いた窓の外の風景は いつでも変わり映えもしない空

晴れてるのにふわふわと舞う白いもの

季節はもう冬 雪がチラついても不思議じゃない

まだ完食は出来ないけど 蓮に会うために食べよう。 元気な顔を見るために

静かに寝ている詩織を眺める。

扉が少し開き先生の顔が見える。 手招きをされ席を立つ。

部屋へ戻っていく。

目を覚ますと蓮の顔が。

顔を両手で覆う

頬に置いた手に自分の手を添える

ポケットに入ってるカイロを取り出す

唇に指を置く。

顔を寄せ合い啄むようなキス

(しない訳ないじゃん。 蓮はかっこいいもん)

立ち上がろうとして目眩でふらつく。

肩と腰を支えて歩いていく。 一回り近く小さくなった身体を 抱き締め体温を感じると 自分の熱も上がった気がした。

ドアの近くで待っていると 水音が聞こえてきた。 終わってドアが空く。

トイレの中へ一緒に入り 壁にシオの身体を押し付けると 自動的にドアが閉まっていく

手を絡め貪るようにキスをする 最初は戸惑いの表情をみせたが 応えるようにキスを受け止める

紅潮した頬に潤む瞳 絡み合う視線に堪らなく 愛おしさが込み上げていく

腰と頬に触れながら長いキスをすると 息が続かないと、 胸をトンと押され唇を離す

啄むようにキスを重ね 舌を絡め溶け合っていく

また軽くなったね。と、 姫抱きにされてベットに下ろされる。

ぎゅっと抱き締めあって 軽いキスを落とす。

いつものランチタイムに、お邪魔する

料理が来るまでに

なんの問題もなく予定が決まった。 営業職の皆さん大丈夫なのかい？(笑)

次は退院、旅行編(シオちゃんBirthday) 内緒です。お楽しみに♡