汐里が奈緒樹の家に住むようになってから数日経ち、汐里は小清水家での生活にすっかり慣れていた
小清水梨亜
奈緒樹ぃ〜…いい子がうちに来たねぇ……(泣)
小清水奈緒樹
どうした急に。
小清水梨亜
汐里ちゃん、当番じゃなくても家事を率先して手伝ってくれるんだよォ〜
山野汐里
住まわせてもらってる身分として当然のことをしてるまでです……
小清水梨亜
こんなに真面目な子…お姉ちゃん初めて見たよぉぉ……
小清水奈緒樹
俺は真面目じゃないって遠回しにディスってね?
小清水梨亜
いや〜?
小清水奈緒樹
はぁ…そういえば純夏は?
山野汐里
純夏ちゃんは今日早めに学校に行くって言って家出ていきましたよ。
小清水奈緒樹
そうか。
山野汐里
(この家族にお世話になってから…家族ってこんなに暖かいものなんだって思うようになった……皆さんとても優しいし……特に奈緒樹さん……彼からはとても安心できる何かを感じる……)
小清水奈緒樹
どうした?
山野汐里
い、いえ何も…ちょっと考え事をしてて……
小清水奈緒樹
そうか…とりあえず学校行く用意しろよ?そろそろ出るから。
山野汐里
は…はい……
汐里と奈緒樹は学校へ行く用意をして家を出た。
真田隆之
お。奈緒樹ういっす。
小清水奈緒樹
ういっす。
鈴木奏
なーくんおはよ!
篠村琴葉
奈緒樹様、おはようございます。
小清水奈緒樹
ういっす。
山野汐里
お…おはようございます……
鈴木奏
あれ?汐里ちゃんじゃん。なんでなーくんと一緒に来たの?
小清水奈緒樹
これはだな……
奈緒樹は数日前にあった出来事を事細かに話した。
篠村琴葉
な…なるほど……そんなことが……
鈴木奏
……
山野汐里
奈緒樹さんが住めばいいって言葉をかけてくれなかったら……どうなってたか……
鈴木奏
なーくん…ちょっと来て。
小清水奈緒樹
お…おう。
真田隆之
あ〜…鈴木のやつ…結構妬いてんな……
篠村琴葉
ですね……
小清水奈緒樹
な…なぁ……どうしたんだよいきな…り……
鈴木奏
チュッ♡
奈緒樹がなんでここまで連れてきたのかを奏に聞いた時、奏は奈緒樹の首元にキスをした。
小清水奈緒樹
……え?
鈴木奏
なーくん……
小清水奈緒樹
あの〜…怖いっす。目のハイライトなくて怖いっす
鈴木奏
もう…限界……♡♡なーくんのこと独り占めしたい……
小清水奈緒樹
ゾクッ
奏が発した言葉に、奈緒樹は背筋が凍るような何かを感じた
鈴木奏
あぁ…その怖がってる顔も可愛い……♡♡
小清水奈緒樹
お…落ち着け!
鈴木奏
私はいつでも落ち着いてるよォ…♡♡
小清水奈緒樹
そ…そうか?
鈴木奏
うん♡♡
小清水奈緒樹
(なんか最近こいつ変なんだよなぁ…気のせいか?)
小清水奈緒樹
とりあえず予鈴なるから早く戻るぞ。
鈴木奏
はーい♡♡
2人は駆け足気味で教室に戻っていった。
昼休み、奈緒樹は隣にいる奏に若干の恐怖を感じながらも食事をとっていた。
鈴木奏
なーくーん♡
小清水奈緒樹
ひ…ひぇぇ……
真田隆之
なんか奈緒樹からそんな情けねぇ声初めて聞いたぞ。
篠村琴葉
確かに…奈緒樹様…怖いもの無しだと思ってました。
氷堂明日香
何に怖がってるんだろ…
真田隆之
まぁ原因は奈緒樹の隣にいるアイツだろうな…ほら…奈緒樹のやつ天然タラシの節あるからさ…
小清水奈緒樹
おい誰が天然タラシだ。
真田隆之
聞こえてたか()
周りから笑いの声が聞こえてくる。その後、奈緒樹は残りの2時間を過ごしたあと奏から逃げるような形で汐里と帰っていったのだった。






