四月朔日 葵羽(わたぬき あおば)、24歳、男性。
彼は様々な女性と関係を持っている。
いわゆる浮気というやつだ。
極小数だがそれを許す女性もいた。
勿論、許せず過剰な事をしてしまう女性も…。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
そう呟きながら暗い路地を歩く。
ザッ ザッ ザザッ
ザザッ
……
歩くとそれに合わせるように歩く音が聞こえ、
止まるとその音も止まる。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
後ろをつけているだろう人物に声をかける。
……
女性
電柱の影から20代前半と思われる女性が顔を出した。
その女性はナイフを両手で持ち、刃をこちらに向けている。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
女性
女性
女性
そう言うと同時に、こちらにナイフを向けて走ってくる。
四月朔日 葵羽
走り出そうとした瞬間 足が縺れ行動が遅れる。
もたついた間に女性はすぐ後ろまで来ていた。
グサッ
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
バタッ
・・・
女性
女性
ギチッ
四月朔日 葵羽
目が覚めると、手足がベッドにきつく結ばれていた。
四月朔日 葵羽
女性
四月朔日 葵羽
女性
スイッチが入っていない電動ノコギリを持ちながら聞いてくる。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
女性
四月朔日 葵羽
女性
女性
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
ガタッ……ウィーーーーーーーン
女性は電動ノコギリのスイッチを入れると彼に向かって微笑んだ。
女性
女性
四月朔日 葵羽
ウィーーーーーーーン
鼓膜を突き刺すような音を立てながら電動ノコギリが彼の足に近付く。
四月朔日 葵羽
ガガガガッガガガガ
四月朔日 葵羽
鈍い音を立てながら彼の足が切断されていく。
切断された部分からは大量の血がだらだらと流れている。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
女性
女性
女性
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
ウィーーーーーーーン
彼の血が付着した電動ノコギリをもう片方の足へと近付ける。
必死に抵抗をしても ミチ ミチッ と拘束具が音を立てるだけだった。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
女性
女性
女性
女性
女性
女性
大声で笑う彼女の前には、見るも耐えない死体がある。
その死体は、 四肢・首が切断され、胴体には複数の刺傷のようなものがあった。
目が覚めるとどこかのオフィスにいた。
痛みはないが体はバラバラの状態で、 とてもじゃないが移動は出来そうにない。
四月朔日 葵羽
あたりを見渡していると男性が近付いてきた。
社員
四月朔日 葵羽
社員
男性社員はケラケラと笑い答える。
そんな状態に四月朔日は不信感を抱きながら訊く。
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
社員
社員
男性社員は呆れた顔で針と糸を取りに行く。
四月朔日 葵羽
プチッ プツッ
男性社員はつまらなそうな顔をしながら腕や足、首を縫い付けている。
四月朔日 葵羽
社員
社員
四月朔日 葵羽
彼は言われた通りに きゅっ と目を瞑る
プチッ プツッ プツッ
社員
目を開けると縫い跡は見えるが綺麗に繋がっていた。
四月朔日 葵羽
ジャンプしたり腕を振ってみせる。
社員
社員
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
男性社員について行くとある部屋に通された。
社員
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
社員
社員
そういうと、止める間もなくどこかへ行ってしまった。
四月朔日 葵羽
暫く待っていると派手なサングラスをした女性が入ってきた。
女性
四月朔日 葵羽
女性
恐神恭子
優しく微笑んでいるように見えるが目が笑っていない。
四月朔日 葵羽
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
理解が追いつかず、思わず聞き返す。
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
彼女は はは、と軽く笑うと続けた。
恐神恭子
恐神恭子
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
恐神恭子
恐神恭子
彼女は笑顔のまま首を掻き切る動作をした。
姿勢を戻すと、話を続ける。
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
…
……
考え込む四月朔日に彼女が優しく声をかける。
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
恐神恭子
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
恐神恭子
四月朔日 葵羽
気だるげに返事をし、彼女の後に続く。
彼女について行くと、1つのデスクに案内される。
恐神恭子
恐神恭子
四月朔日 葵羽
適当に返事をすると、雑に席へ座る。
恐神恭子
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
恐神恭子
そう言うと彼女はどこかへ行ってしまった。
すると、隣から茶髪の男がこちらを覗いてくる。
雪平 賢二
そう言うと、爽やかな笑顔を四月朔日にみせる。 それを見た四月朔日は不機嫌そうに返事をする。
四月朔日 葵羽
雪平 賢二
四月朔日 葵羽
四月朔日 葵羽
退屈で億劫な日々が始まる。
…
……
と、思っていた。
あの日が来るまでは。
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