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失くした先      第2話

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失くした先 第2話

1 - 失くした先 第2話

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2019年04月06日

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英独

どこ行くの?

いつもの帰り道とは違う道を 行き始めた祥馬に 俺は疑問をぶつける。

祥馬

ちょっと待ち合わせ
しててさ

返ってきたのは そんな言葉で。

英独

……誰と?

俺を見ると祥馬は ニッ と 笑った。

???

英独

(何…その笑顔…)

祥馬

あ、いたいた。
澪~(ミオ)

祥馬が手を振った先には 俺たちの高校とは違う 制服を着た女の子が立ってて こちらに気づくと 笑顔で手を振ってきた。

あ、えっと…
こんばんは。
神代英独(かじろえいと)
くんだよね。はじめまして

英独

…こんばんは

頭が真っ白になった。 どういうこと?

祥馬

とりあえず
そこの
ファミレス入ろうぜ

祥馬がそう言って 歩きだした。

澪と呼ばれたその子は 当然かのように 祥馬の隣を 歩く。

そんな姿を見て 全てを察した。

これから… 起こることも。

店員

いらっしゃいませ~
3名様ですか?
こちらの席にどうぞ

店員に案内され 俺たち三人は 席に着く。

二人が俺とは 反対側のソファー席へと 並んで 腰を掛けた。

祥馬

実はさ…

英独

(あぁ…聞きたくない。)

祥馬

俺澪と付き合ってるんだ

祥馬の口から出た 言葉は 想像通りだった。

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