TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

竹 _ "

あ 、喜八郎っ!!!

綾 _ "

... せんぱぁい

竹 _ "

遅いぞ ‼️

綾 _ "

すいませーん

綾 _ "

滝に会っていたのでぇ 。

竹 _ "

... そうか 、

綾 _ "

... で 、用って?

竹 _ "

あ 、あぁ 。

竹 _ "

生物自然委員会の事で ..

綾 _ "

はぁ 、ですが ..

綾 _ "

生物は竹谷先輩が担当で
植物については僕では 、?

竹 _ "

それでだな ..

竹 _ "

新しく入ることに
なった奴が居てな 。

綾 _ "

おぉ〜

綾 _ "

てことはそこの2人ですか?

竹 _ "

そ 、そうだっ!!

竹 _ "

お前ら 、自己紹介を頼む!

藤 _ "

あ .. 綾部先輩っ ! !

藤 _ "

藤内ッ..浦風藤内です!!!

藤 _ "

植物担当です!

綾 _ "

ふーん 、よろしくね

綾 _ "

とーない 。

藤 _ "

〜 ッ !

藤 _ "

はい!!

孫 _ "

.. 伊賀崎孫兵 。

孫 _ "

生物担当です 。

綾 _ "

よろしく 、岩崎クン

孫 _ "

伊賀崎です!!

孫 _ "

そろそろ覚えてくださいッ

綾 _ "

... そろそろ 、?

孫 _ "

あっ ... ちが

綾 _ "

藤内も僕の名前知ってるし 。

竹 _ "

偶然だろう .. な?

藤 _ "

せんぱっ ..

綾 _ "

なんだか 、2人とは 。

綾 _ "

どっかで会ったような
そんな感じがするね 。

綾 _ "

前世で一緒だったかも?

喜八郎の一言で

俺らは息を呑んだ 。

孫兵と藤内が入る前

俺はふたりと話をした

竹 _ "

... えぇっと 、

竹 _ "

お前らは 、あの孫兵と藤内?

藤 _ "

如何にも、
あの浦風藤内です!!

孫 _ "

残念ながらジュンコは
居ないですけど 。

竹 _ "

無事でよかった 。

孫 _ "

... 無事?

孫 _ "

笑わせないでくださいッ!!

竹 _ "

.. 孫兵 ?

孫 _ "

先輩達が綾部先輩にしてきた事

孫 _ "

それが意図的に行われてた
のも全部知ってます!!

竹 _ "

....

藤 _ "

先輩は生前 、
僕の所へ来ましたッ ..

藤 _ "

ボロボロで 、肌は乱れ 。

藤 _ "

とても甲斐甲斐しいその姿で

藤 _ "

「 僕は死ぬ 」

藤 _ "

「 愛する人達に殺されてしまう 」

藤 _ "

そう言って 、
周りの目もくれず

藤 _ "

何度も何度も
僕の名前を呼びましたっ

竹 _ "

... っ!

藤 _ "

でも僕は何も出来なかった .. !

竹 _ "

藤内 、

藤 _ "

...だから竹谷先輩 。

藤 _ "

僕達を生物自然委員に
入れてください 。

孫 _ "

... 先輩方なんかよりも 。

孫 _ "

もっともっと逞しくなり

孫 _ "

先輩をお守りしたいのです 。

竹 _ "

... はは 、流石だな

竹 _ "

下級生のお手本なだけある

竹 _ "

試しに今日 、顔を出すといい

_ "

ありがとうございます!!!

そう、意図的にしたことだったんだよ

あの任務以降 、上級生による 喜八郎への 虐め が始まった

すべてはあの甘酒に含まれる薬で 体が制御できなくなった

六年生による暴力や拷問 。

四年生には暴言や叱責 。

そして 、俺たち五年生からは

強姦だった 。

はじめてそれを行ったのは 任務から帰った三日後だった

綾 _ "

...

連日に渡る六年による拷問で 足をやったのかびっこを引く 喜八郎がいた

久 _ "

.. 喜八郎 、大丈夫なのか?

竹 _ "

医務室にっつっても 、
伊作先輩が居るしな 。

鉢 _ "

はー見てらんねぇな 。

勘 _ "

ほーんと 、
皆どうしちゃったんだろ

雷 _ "

でも、あの任務以降だよね 。

竹 _ "

そうだよな 、

竹 _ "

.... ぁ 、

喜八郎が此方を見た 。

その瞬間 、全身が熱くなった

周りを見ると 奴らも同じ条件だった

竹 _ "

... っ !

すると今度は声が出せなくなって

気づいたら足が動いていた

綾 _ "

.. んぁ っ !

鉢 _ "

.. よっと 。

鉢 _ "

危なっかしいなぁ、喜八郎 。

雷 _ "

怪我 、痛そうだね 。

綾 _ "

... せんぱ 、?

竹 _ "

...足 、痛いだろう 。

竹 _ "

手当をしてやる

綾 _ "

ぁ ... これは 、

綾 _ "

... 僕が悪いんです 。

勘 _ "

... ほいっ!

綾 _ "

ぅわ ッ.. ?

勘 _ "

いいからいいから 。

久 _ "

五年長屋に行こうか 。

久しぶりの優しさをもらい 戸惑いながらも 喜八郎は身を委ねてきた

それは 、俺らの本心を 傷つけるだけだった

喜八郎は泣いていた

綾 _ "

... ぁ 、やめてっ ...

綾 _ "

そこッ " いやぁッ .. !?

綾 _ "

久々知せんぱっ ... !

久 _ "

....綾部

綾 _ "

んん " ... ♡

綾 _ "

はっ ..鉢屋先輩 ッ ..

鉢 _ "

...

綾 _ "

あっ .. ♡♡

綾 _ "

竹谷先輩 、竹谷先輩 っ !!

竹 _ "

、愛いぞ 。

綾 _ "

う ぁ " ッ !?!♡

綾 _ "

尾浜せんぱぃ 、

勘 _ "

... なぁに 、きはちろー 。

綾 _ "

あぅ っ 、たすけて ...

綾 _ "

不破先輩 ...

雷 _ "

ごめんね 、喜八郎 。

雷 _ "

無理だ 。

綾 _ "

... あ " っ !? ❤︎

好いているモノを 組み敷いた 。

泣く喜八郎を無理やり抑えて

こんなのがしたかったんじゃない

こんなのでお前のはじめてを 奪いたくなかった

捧げたくなかった

それでも体は止まらなくて

何度も何度も あいつを犯した

喜八郎を抱いてから 、 ひと月経とうとしていた

その日は 、 兵助と俺だけだった 。

綾 _ "

... うぁ 、

綾 _ "

... ふっ .. はぁッ 、

久 _ "

...

竹 _ "

... っ 、

別に 、わかっていたわけじゃない

ただ 、次第に弱々しくなり

小さく臆病になっていく 姿を見てしまえば

壊れてしまう事くらい

全員が気づいていた

竹 _ "

... ( ぢぅ

久 _ "

( ぢゅ

久 _ "

もういい 、出ていってくれ 。

綾 _ "

... はぃ 。

竹 _ "

... じゃーな 。

綾 _ "

... はい 、さようなら 。

次あいつとあったのは 裏山だった

滝夜叉丸が掘った穴に眠る喜八郎

その姿は 、実に美しくて

すごく幸せそうな

なにかに開放されたように 穏やかな顔で眠っていた

その寝着から見えてしまう

赤黒い傷や色褪せる下手くそに 巻かれた包帯

そして

俺達がつけた印

先輩や後輩が嘆く中 、 兵助が耳打ちをした

久 _ "

... 俺は 、綾部に逢いに行く

竹 _ "

は 、?

勘 _ "

ちょっと兵助 、!?

久 _ "

止めるな勘ちゃん 。

鉢 _ "

... その薬 。

雷 _ "

嘘 、本当なの .. ?

久 _ "

綾部が居ないと、ダメなんだ

竹 _ "

... なら 、俺にもくれ 。

勘 _ "

... 俺も飲むよ

鉢 _ "

私にも

雷 _ "

.. じゃぁ僕も 。

久 _ "

... お前ら 、

竹 _ "

... だからさ 、兵助

竹 _ "

次は 、絶対守ってやろうぜ

勘 _ "

誰と喜八郎が結ばれるか

勘 _ "

勝負だね 。

鉢 _ "

お前らは意気地無しだからな

鉢 _ "

私の一抜けだ 。

雷 _ "

僕だって負けないさ 。

久 _ "

.. 皆 、五年間 。

久 _ "

ありがとう 。

そしていま 、俺たちは ここに帰ってきた

今度こそ 、あいつを守るように__

孫 _ "

... 終わりました 。

竹 _ "

.. お 、さんきゅー

孫 _ "

.. 先輩 、

竹 _ "

なんだ?

孫 _ "

綾部先輩の所へ行きたいです 。

竹 _ "

... そうだな 、行ってみるか 。

孫 _ "

先輩もですか 。

竹 _ "

なんだよ 、いいだろう 。

孫 _ "

... 僕は許しませんから 。

竹 _ "

... はいはい 。

綾 _ "

いい?とーない。

綾 _ "

この花はねぇ 、
マリーゴールドっていうの

藤 _ "

... マリーゴールド 、

綾 _ "

... うん 、だから

綾 _ "

日当たりのいいここに植えるから

綾 _ "

水やり 、忘れちゃダメだよ

藤 _ "

はい !

藤 _ "

ぁ 、綾部先輩っ

藤 _ "

花言葉って 、

綾 _ "

花言葉は変わらぬ愛 。

綾 _ "

ロマンチックだよねぇ 。

綾 _ "

恋愛 、してみたいなぁ 。

藤 _ "

.. 先輩もお考えですか ?

綾 _ "

.. 別に 、考えてはないよ 。

綾 _ "

それに 、僕を好きになる
物好きなんていないよ、笑

藤 _ "

... そんなことないですよ 。

藤 _ "

僕は 、先輩のそういうとこ 。

藤 _ "

す 、すきですッ..!

綾 _ "

... おやまぁ 、

綾 _ "

聞きましたか?竹谷先輩 。

竹 _ "

あぁ 、バッチリとな

藤 _ "

んなっ .. / /

孫 _ "

抜けがけするなよ!藤内!!

竹 _ "

事は進んだか?

綾 _ "

...はい 。

綾 _ "

ですが 、思ってより花が少なく

綾 _ "

穴が余っちゃいました 。

竹 _ "

そうか 。

綾 _ "

この委員会は楽しいですね 。

竹 _ "

... よかったよ

竹 _ "

.. 頬に土が付いているぞ

綾 _ "

とって下さぁい

竹 _ "

やれやれ 、

📢 (( 綾部喜八郎 ‼️ 至急 、生徒会室に来い!!!!!

綾 _ "

... うげ 、立花先輩だ 。

竹 _ "

今度は何をしたんだよ 。

綾 _ "

知りません 。

綾 _ "

じゃあ、いってきまーす

土で汚れるお前もまた綺麗で

楽しそうにスコップを手に持ち

穴を掘るお前を見れる俺もまた

幸せ者だろう

loading

この作品はいかがでしたか?

80

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚