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この物語は「桜の花びらを君に」という丸井とまとさん の作品を参考に作った物語になります
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⚠️二次創作⚠️ ご本人様関係ありません 通報× コメント〇 微uret,urna🐜
それではどーぞ
淡く色づいた桜が散り、緑が深まる頃。 高校最後の体育祭は晴天に恵まれた。
赤や黄色、緑など各々のクラスカラーを主張する ハチマキを身につけた生徒たちが横切っていく。
楽しそうな声が響きわたる 昇降口を抜けて校庭に校庭に出た時だった。
ur
喧騒の中、住んだ声が耳に届く。 声の主が誰なのか察しがつき、顔が強張る。
おずおずと振り返れば神妙な面持ちの彼がいた。 体育祭前日にギリギリ仕上げた赤色のハチマキを 握りしめて逃げ出したい気持ちを必死に堪える。
ur
ur
et
弱々しく頷くと、彼は気まずそうに視線を逸らして 生徒たちが集まる方へと足を進めていく。
その背中を私は見送ることしかできなかった。
この日、彼は私になんて言おうとしていたのだろう。 聞けないまま時が過ぎ、季節は次の春を連れてきた。
昼休みの教室は普段なら仲のいい人達で 自由に談笑をしているけれど、今日は違っていた
真ん中の席にみんなが集まって、 アルバムを捲っていく。
1ページずつ可愛らしい手書きの文字やシール、 写真などでデコレーションされていて 楽しそうなページばかりだった。
けれど、それを見ているクラスメイトたちは 難しそうな表情をしている
na
na
naさんが作業の遅さに嘆くと、ルーズリーフに 足りないページを一覧にしていく。
まだ仕上がってないのは4月から8月だった。
間に合うのかなと誰かが言い出すと、 場の雰囲気が一気に重たくなる。
et
et
なんの力にもなれていない私がフォローを したところで意味なんてないと分かっているけれど、 口を出さずにはいられなかった。
既に完成している表紙ページには【卒業アルバム】の文字。
これは生徒用のものではなく、生徒たちから担任に 贈るたった一つの手作りの卒業アルバムだ。
月ごとに文字や写真で思い出を振り返り、 最後には先生への感謝のメッセージを綴る
そんなオリジナルの卒業アルバムを クラスのみんなでこっそりと作成している。
けれど、もう時間が無い。
あっという間に3月になり、 来週には卒業式を迎えてしまう。
あと1週間で抜けている4月から8月分をどうするかの 話し合いをしていると、最近では恒例となりつつある 男子と女子での言い争いが始まった。
モブ子
モブ子
モブ子
モブ男
モブ男
モブ子
na
苛立った様子でnaさんが指摘すると、 urが【はいはい】と苦笑した
そのやり取りを不安げに見守っている人が 多いけれど、私は少しだけ嬉しかった
目も合わせず、全く話さなくなった 頃よりかはずっとましだった
モブ子
横から聞こえてきた提案に、賛成だと頷く。
これなら同じような揉め事を防ぐことができそうだ。
早速、手の空いている人達で 担当するページを割り振っていく。
放課後も作業をしないといけないけれど、 それでも協力し合うことで、 何とか間に合いそうだ。
先程までピリピリとしていた空気も柔らかくなり、 同じページのメンバーが集まりどんな風に するとかと話し合っていた
モブ男
モブ子
モブ子
モブ男
na
naさんとモブちゃん達が何書くか決めていると、 写真を選んでいたyan裙が大きな声を上げた。
yan
yan
et
動きを止めたのは私だけではなかった。
naさんもurも表情を消して、何も言わなかった。
それは私の中であまり触れられたくなかったこと。 触れられるのが怖かったこと。
yan
モブ男
モブ男
机の上に並べられた体育祭の写真に視線を落とすと、 ピースサインをしてクラスメイトと 写っている私がいた。
苦い思い出に胸が締め付けられる。
naさんともurとも写真を取っていない。 あの頃の私達はいつも一緒に いたのに体育祭の日だけは みんなで笑い合うことはなかった。
yan
yan裙の表情が次第に曇っていく。 きっと彼もある事を思い出してしまったのだろう。
naさんとurを次第に見て、 しまったという顔で口を噤んでしまった
na
na
重たい空気が流れる場には、 不釣合いなくらい明るい声だった
naさんが立ち上がると、一緒に作業していた モブちゃんも後を追うように 教室から出ていく。
urのことも気になったけれど、naさんのことが 放っておけなくて私も追いかけることにした。