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˹ 廃 遊 園 地 で の 夜 ˼
ur
ya
ya
目 の 前 に 広 が る 遊 園 地 は ､
夕 暮 れ で 薄 暗 く ､
朽 ち た 観 覧 車 が 不 気 味 に そ び え て い た 。
風 が 軋 む 音 が ､
ま る で 幽 霊 の 足 音 み た い だ 。
ur
ya
ya は ヘ ラ ヘ ラ 笑 い な が ら ､
懐 中 電 灯 を 振 り 回 し て い る 。
ur
ya
俺 は う な だ れ て 先 に 園 内 を 歩 く 。
朽 ち た ア ト ラ ク シ ョ ン ､
砂 に 埋 も れ た チ ケ ッ ト 箱 。
ど こ か 切 な く て ､
で も 懐 か し い 空 気 。
ya
ya が 指 差 す 先 に は 、
夜 空 を バ ッ ク に し た 観 覧 車 の シ ル エ ッ ト 。
ur
ya
ya
ur
暗 闇 の 中 で 見 る 街 の 灯 り は 、
ど こ か 暖 か く 見 え た 。
夜 も 更 け 、
俺 た ち は 古 い ベ ン チ に 座 っ た 。
ya
ya
ur
ur
ya
ya の 声 が 少 し だ け 弱 く な る 。
俺 は 黙 っ て ､
彼 の 肩 を 叩 く 。
ur
ur
そ の 言 葉 に ya は 小 さ く 笑 っ た 。
ya
ya
夜 風 が 頬 を か す め 、
2 人 の 笑 い 声 が 廃 遊 園 地 に こ だ ま し た 。
け れ ど 俺 は ､ ど こ か で 感 じ て い た ──
「 こ の 笑 顔 を 守 れ る の は ､ あ と ど れ く ら い だ ろ う 。 」
と 。
NEXT ♡300
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