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~ ハロウィン 特別 投稿 ~

場地 圭介 の お話 。

BL とか じゃ ないけど 、 出来るなら 読んで欲しい 。

自己満 だから 読まなくてもいい 。

自由 に どうぞ 。

~ 注意 ~ ・ 血のハロウィン の 話 ・ BL 要素 ほぼ なし ・ 母親 出てくる ・ 自己満 クオリティ

「 おかえり 」

「 ん 」

返事は 変わらない 。

これが 普通 。

本当 は 止めた方が いい なんて 分かってる 。

知ってる 。ちゃんと 分かってる。

でも

自分 の 子供 が どれだけ 危なくても 、

この子 は 帰ってきてくれるから 。

心配 してたのも 日常 だった 。

でも 帰ってきてくれた 。

あの子 は 強いから 、 誰にも 負けない と 思ってたから 、

「 … 」

「 今度 、抗争 してくるのよね ? 」

「 東卍 とな 。」

「 良かったの ?」

「 圭介 、東卍 の事 大好き だった じゃ ない … 。」

「 …… 」

「 彼奴らは … もう 敵 だ 」

虚しい 顔 しないで 、

あの時の 笑顔 をまた 見せて 欲しかった 。

でも 、ちゃんと 知ってる

貴方 が 辛いことを 。

その手の 血 。

誰の血 … ?

よっぽど の 事が ない限り 、 貴方 は そんなに 人を 傷付ける ような 子じゃ ない 。

くわしくは 言わなくていいから 。

「 10月 31日 」

「 ハロウィン の 日 ?」

「 そう … 」

「 … 」

「 「他人 は 巻き込まねぇ 。」」

「 マイキー と ドラケン が 言ってた 」

「 抗争 は 俺達 で 片ずける 」

「 … 」

「 母ちゃん は 来んなよ 。 」

「 うん 」

「 … 」

「 気を付けてね っ 」

「 たりめぇ だ 。」

本当は行かないで…

「 おはよう 」

「 はよ 。」

返事は変わらない 。

これが普通。

「 はい 、朝ごはん 」

「 ん 。」

「 どう ?美味しい ?」

「 まァまァ うめぇ 。」

「 もっと褒めてくれても いいのに 」

「 … 」

「 うめェよ 」

「 良かった 」

にこっと 微笑んで 。

「 … 」

「 絶対 帰ってきなさいね 」

「 わァってる 」

「 そっか 、良かった … 」

そんな 確証も ないのに … 。

「 … その 服が 新しい 特服 ?」

「 おう 」

「 似合ってる 」

「 … 別に 変わんねぇよ 」

「 そう ? 」

「 本人 が 言うなら そうかもね 」

「 … 」

「 今日 の 抗争 は 昼からだ 」

「 行って くる 。」

「 … 」

大丈夫 。

大丈夫 。

大丈夫 。

貴方 は 強いから 。

どんなに ボロボロでも

どんなに 馬鹿でも

どんなに私の言うことを聞かなくても

貴方 は 、

笑顔で …

「 絶対 帰ってきてね 。」

.

……

「 遅い … 」

いつも の 返事は ない 。

これは 普通 じゃない 。

いつもの 日常 じゃない 。

そんなの分かってる 。

[ 場地 さん の お宅って… ]

《 あそこ の 息子 さん って … 》

〈 お母様 も 可哀想 ね … 〉

違う

認めたくない 。

あの子 に 何かあるなら …

母親 は 一体 どうすれば いいの … ?

サイレン の 音が 鳴り響く

その 音 は 反響 して あちこち から 広がる 音源 に なる

… 圭介 、

プルルルル

突如 と 電話 が 鳴り響く

……………

息をも 飲み干して 受話器 を 手に取る 。

「 はい 、場地 です 。」

何も知らない 。

知りたくない 。

本当は 電話 も したくない 。

知りたくない 。

「 … 非常に 申しにくい の ですが 」

申しにくい 事なんて 言わないで いい

知っても 困るから 。

なんとなく 分かってた

「 息子の 場地 圭介 さん が __ 」

「 … はい 。」

「 … そう … ですか 」

「 … 」

圭介 は …

強いから ……

強いから ………

でも ………

まだ …

「 … 中学生 なのに …… ッ 」

「 圭介 …… ッ 」

「 けぃ … すけ ぇ ッ …… 」

「 なんで ッ ぇ …… 」

分かってた 。

分かってたのに 。

「 ごめン ッ …」

「 ごめんなさぃ …… ッ」

助けられなかった 。

知ってたのに 。

見て見ぬふりを していた 。

あの子 は 強いから 。

心 の 奥底で 、

その 気持ち を 盾にして

圭介 を …

私 は 見殺し に してしまった の だろうか …

母親 なんて 立派 な 肩書き …

私 には 似合わない の だろうか …

去年 、

圭介 が 留年 した 。

私 は 泣いた 。

圭介 は 私 を 心配 した 目 で 見つめた 。

私 が 一体 どこで この子 を 引きずり下ろして しまったのだろう

一体 なんで こうなったのだろう。

世間の目は ……

私達 を 許すのだろうか 。

どんなに 謝ったって

どんなに 願ったって

どんなに 強く 込めても

どんなに

どんなに

どんなに

… 強く 抗っても 。

貴方 は …

もう …… 。

「 おはよう 」 も

「 いただきます 」 も

「 ごちそうさま 」も

「 おかえり 」も …

聞こえない ん だね …

分かってる 。

分かってる … 。

お願い 神様 …… 。

今日 は 素敵な ハロウィン に …

… 圭介 と 過ごす …

幸せな 日を 過ごしたかった …

最後 の お願い … 。

……

.

「 … 帰ってきてよ …… 」

立派は母親になれなくてごめんね

お わ り 。

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