mushroom

そう僕らキノコは人の体に侵食しているため体を維持するのが難しい

ガミガミ煩い

そしてキノは何処かに行った

タイはぐっすりと眠っている

そう言ってタイを見つめた

今日で2日目

キノはタイの頭を撫でた

頬を撫でた

髪を触った

僕が人間だった頃

よく木登りをして遊んだ

木の上から見る景色は格別だった

その時草むらから何か気配がした

僕は気になった

草むらをかき分けて見つけた

そのキノコは様子がおかしかった

傷で裂けている所が口に見えた

ぽいっ

僕はそのまま捨てた

そのまま帰ろうとした時

後ろからうめき声が聞こえた

＊之迫へ¿¿?

振り返るとさっきのキノコが僕に…

僕はキノコから逃げた

言葉は理解できないけど今は頭の中に流れ込むのが気持ち悪かった

お花をいっぱい手に持っていた

目がくりくりしてて可愛い

僕は身振り手振り説明した

？？は頬を膨らませて言った

そう言いながら僕が出てきたところに走って行った

僕もその後を追った

？？は怖がりもせず森の中に入った

そして男の子がいうキノコを探した

その時

ガサガサ

茂みから物音がした

キノコが？？に飛びかかった

たしかにそのキノコには口があり鋭い歯があった

ドンッ

僕は少女を押しのけた

キノコはそのまま茂みに逃げた

少女は笑顔で言った

木の葉の揺れる音が心地よかった

少女の笑顔は僕の心を潤した

少女は去っていった

僕は手を振ることしか出来なかった

ガブッ

その途端何かに噛まれた

正気を失っていく

僕は強いんだ

あの子が僕の能力を認めてくれた

あの子にまた会いたい

僕は…まだ…

はぁぁぁ

やっと人間の体を手に入れた

苦労したぜ

そういえばあの少女