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゛さようなら゛
その一言は軽いもののようで重たい。
だって、 また がないのだから。
あるとき、一人の少女が居た その少女は屋上の柵に手を掛け、登りつくと腰を下ろした。
大抵の人はそんな彼女の行動を見て゛危ない゛ そう真っ先に思うだろう。
だが彼女は、自らそれを望んでいた。
saya
saya
saya
そう世界に告げた。 もう終わりにするんだって、何もかも。
そんなとき、ガチャっと扉を開ける音がした。
saho
なんてタイミングの悪いのだろう。 もう早く居なくなりたかったのに
人前で死ぬことはしたくなかった。 私だって人の心はある。目の前で死んだ人を見るなんて、 どれだけトラウマになるだろうか。
saya
saho
そう問いかけた顔は怒り、呆れが入っているように見えた。
saya
初めて話した人に、信用なんて出来るはずがない。 だからキツく言い返す。
saho
「なんで」ね…。 そんなの、もう疲れたってこと以外ないよ
まぁでも、この人が求めているものはきっと これではない。
そうわかっているけれど、言ったところでメリットはない。
saya
saho
やっぱりね。
知ってた。でも良くわからない人になぜ 私のことを、事情を言わなくちゃいけないの?
saya
saho
私の反応が予想外だったのか、さっきの 勢いは消えたみたいだった。
saho
なぜ悲しそうにする?信用されてなくて悲しんでるの? 初めて話した人にそんなすぐ信用出来たら凄いと思うけどね。
saya
素直に言った。この人は多分、面倒なタイプだから。 言うまで駄々をこねるかもしれない
saho
saya
確かに、私はメリットを求めていた。 でもわざわざ一つ一つにメリットを求め続ける 意味はない?
私はただ、言いたくなかっただけなのかもしれない。 その言いたくないを私にとって都合の良い言葉に置き換えて…
saya
saya
本心で感謝したのは久しぶりだった。 これまでずっと、言わされる毎日だったから。
saho
感謝された理由がわかっていないようだった 急に感謝されても不思議か…
saya
saya
saho
そう言い微笑む君は輝いていた