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今回は『春泥棒』という歌の 曲パロ書いていきますっ!

僕知らない曲なんですけど、 リクエストもらったので、 頑張りますww

初聞きなのでみなさんの想像と違うかもですがw

まぁ、温かい目で見てくださいっ!

↓歌詞↓

通報しないでください!

※自己解釈によってできた物語となります。 思ってたのと違っても気にしないでね☆

ではっ、れっつごー☆

【なんか考察調べたら病気が どーのこーのだったので 参考にしますw】

Naiko.

Yusuke.

今日も車で「彼」のところに向かう

Naiko.

♪んんんん〜ん〜ん...、、

俺は気分を上げるために歌を歌う

でも、もうそれにも飽きてきて、

あまり気分は上がらない

Naiko.

あッ...!✨

高架橋を何分かかけて通る

家を出た時には分厚い雲が 街を囲んでいたが、 今は雲の隙間から青空が見える

前に見える山のふもとの 方には、桜が見える

まだ四月と、春なのに 最近はどうも暑い

それと同時に、「彼」も 調子が良くないらしい

たくさん、冷たい風が 吹いてくれればな...

Naiko.

もうそろそろ着くな、

Naiko.

今日はどうだろ…

着いたのはいいけれど、 「彼」と会うにはまだ早い

気持ちが早まりすぎて、 30分前に着いてしまった

だから、近くにある公園へ来た

此処には「彼」と 同じような人が 散歩に来るらしい

もし「彼」が此処に来て、 早く会えたらな、なんて...笑

Naiko.

ん〜っ、暑いし、ずっと立ってるのも疲れるなぁ、

Naiko.

…あ、ベンチある!

Naiko.

ちょうど木陰だし!

Naiko.

やっぱ木陰は涼しくていいなぁ...

Naiko.

スマホでも見とくか。

スッ……

Naiko.

……?

何かが頬につく感覚がし、 上を見てみる

Naiko.

わぁ…

Naiko.

すごい、

遠くからじゃ 気づかなかったけれど、 頭上に桜が咲いている

どんどん、花弁は散っていく

もう、そろそろ終わりの時かな、

Naiko.

ふふっ…悲し、ポロッ

Naiko.

あっ、そろそろ時間か!

…「彼」に会いに行かないと。

ゆうすけ…アニキに、ね

『彼』が此処に来る 30分前。

Yusuke.

今日もないこ来てくれるかなぁ…ニコッ

『彼』…そう、ないこは、 俺の幼馴染で、

小さい時から病気持ちの、 身体が弱い俺にずっと 愛想良く接してくれていた

俺と遊んでも楽しくない。 だって身体が弱いから。

そう、ずっと言われていた

それなのに、 『彼』だけがそばにいてくれる

俺の、大切な親友。

Yusuke.

楽し…み”ッ…!?

Yusuke.

ぅ”ッ…ゲホッゲホッ…!

やば、

息が、苦しい

呼吸、が、できな、い

今まで、で、 いちばんやばい、、かも

Yusuke.

ナース、ゲホッ…コール、

Yusuke.

ヒューッ、ヒューッ…ゲホッゲホッ

生きなきゃ、

生きなきゃ!

絶対に!

ないこにッ、

「ありがとう」って、 伝える前には…

死ねない……

Yusuke.

ッ…ゲホッゲホッゲホッゲホッ

目を閉じたら一生 元には戻れない気がして、

息をすることは大前提。

目を開いた。

力を振り絞って、

まだ、

まだ、

まだ、生きれる

ナース

ゆうすけさん、大丈夫ですか!?

ナース

ゆっくり、呼吸を!

Yusuke.

ん…すぅーっ、、ゲホッ…

Yusuke.

はぁーッ……

今、この瞬間を生き延びれば ないこにあえる

このつらさを耐え抜けば、 いつかは元気になる

この苦しさはいつか、 笑い話になる程、健康になる、

それにしても暑いな、

窓は少ししか空いていない

早く、風…

風と、ないこを待って…

まだ死ねない、

ガラガラッ!!

Naiko.

アニキっ!!!

ナース

ちょ、ないこさん、扉は静かに開けて…

Naiko.

すみません!

Naiko.

あにき!大丈夫!?

Yusuke.

ゲホッゲホッ…ケホッ…ヒューッ、

Yusuke.

ゲホッ…なぃ…ゲホッゲホッ

あれ…?

声って、どうやって 出すんやっけ?w

もう、終わり、やな…w

Yusuke.

……ニコッ

Naiko.

アニキっ、

Naiko.

…アニキなら、まだ俺と
笑っていられるよ!!!

Yusuke.

ッ……ポロッ

Naiko.

俺はまだ、あにきと笑ってたい!!

Yusuke.

ポロポロッ…ポロッ…

俺だって、これからもずっと くだらないことで笑い合いたい

でも、もうさよならかな——。

Naiko.

アニキっ…!!!

こんなに苦しいなら、 早く死にたい

この苦しさはもう、 飽きた

Naiko.

俺はアニキに生きててほしい!!

Naiko.

大好きだからっ…!ポロポロッ

…でも、

もう一生ないこに会えない方が、嫌だ

さよならなんて…

したくない

Yusuke.

はぁっ、はぁっ……

ナース

少し体調が落ち着いてきましたね

Naiko.

アニキ…ポロポロッ

仰向けやと息がしづらい…

ちょっと窓の方でも見るかぁ…

Yusuke.

ぅぁあ…ゲホッ…

Naiko.

ッ…無理に喋らなくていいよ、

Yusuke.

んん…花、きれ…い…やな、

Naiko.

……そうだね、

花弁がどんどん降ってきてる

風が強そうや、

何故か降れば降るほど、 晴れていく気がする

Yusuke.

さっきまでは、りうらとか、初兎とかも来てたんやで、

Yusuke.

賑やかでよかったわw

Naiko.

そっか、楽しそう!ニコッ

Yusuke.

…あぁ…、

Yusuke.

でも、もう…ないこと
りうらと初兎以外、
あんまり此処に来てくれ
なくなってなw

Yusuke.

毎日来てくれるのは、ないこだけ。

Yusuke.

父さんも母さんも、俺のことは諦めてるで…w

Naiko.

……悲しいね、

Yusuke.

まぁ、別に俺はないこがいるから大丈夫やで、

Naiko.

うん…

Yusuke.

ヒューッ…ゲホッ…

Naiko.

ボソッ…ほら、やっぱり無理してる

Naiko.

……ね、あにき?

Yusuke.

なんや?

Naiko.

死んでも…俺のこと、忘れないで

Yusuke.

w…ないこも、俺の死後に
ついて考えちゃって、笑

Yusuke.

大丈夫、忘れないよ

Naiko.

…よかった

Naiko.

俺も忘れないから、!

Naiko.

じゃ、俺は今日は帰るね

Yusuke.

おん、またな

Naiko.

うん

Naiko.

ははッ……馬鹿、w

Naiko.

アニキの馬鹿…

Naiko.

…自分ではもう最期の時を感じちゃってるくせに、

Naiko.

強がっちゃって…w

Naiko.

俺だって、わかってたよ…

「彼」はいつもそうだった

春は体調不良のピーク

夏は入院

秋は元気

冬は体調が悪くなり始める

まるで、‘桜’のようだった

だから、死ぬなら初夏頃

今年は病院の近くの 桜の木が全て切られるの

だから、「彼」も 今年で終わり。

Naiko.

最期くらい、二人で桜見たかったね、

この作品はいかがでしたか?

63

コメント

11

ユーザー

まじ本気でこれは神。 やばい。(真顔)

ユーザー

この曲いいよねー!!!!!

ユーザー

わぉ、すげ〜切ない😭 けど、天才やな()

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