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オーストリア
彼...トルコがオレの目玉を吐き出そうとした刹那、
オレが彼の口を塞ぎ、
吐き出さないよう手でガードする。
全力で抵抗しようとしたらやばいかも、とは思ったが、
オスマン帝国時代から随分力が弱くなったらしい、
抵抗という抵抗はしたがオレ一人で抑えきれる程度だった。
___________オレは、普通のヒトでも、蝶でも蛾でも、蜘蛛でもない。
第二の性の直系を直接生み出せることのできる、
…蜂だ。
多分、コイツが勘違いしてたのは、オレがいつもつけてる香水のせいだろう。
無理もない。
…だってアレ、蜘蛛を寄せ付けるための、
蝶の甘い香りを圧縮した香水だからな。
護られたのは多分、オレが蜂だから。
こんな現象見たことも聞いたこともなかったけど、
恐らく直系のバタフライバースを作れる唯一の存在ゆえに、
本能的に『守ろう』と動いた結果だろう。
オーストリア
オーストリア
ごくっ、という音が聞こえる。
抑えていた手をずらし、彼の口をこじ開けてそこに指をつっこむと、
たしかにオレの目玉らしきものは残っていないようだった。
トルコ
オーストリア
彼から手を離すと、彼はオレを突き飛ばした。
まぁ帝国時代に比べれば弱くなってるから正直そこまで驚きはしてないけど。
トルコ
まだ何が起きたのかわかっていないらしい。
なら...説明してやらないと、な。
オーストリア
オーストリア
オーストリア
トルコ
どこか、腑に落ちたような顔。
彼自身、なにか『ヘンだ』と思い当たるところはあったのだろう。
香りの強度も毎回変えてたし。
オーストリア
…それはそうと。
オレは、こいつに腕を噛まれたそのときから、
考えていたことがあった。
まぁオレ、
こいつに二回も包囲されたし?
その後のこいつ関連の戦争の一部でも領土分割に反対してやったし?
…まぁその後こいつの領土とってやったけど。
別にいいよな、うん。
オーストリア
トルコ
彼のそんな言葉に、誰だったけなぁ〜、と芝居をいれつつ、
彼の身体を持ち上げる。
若干重いが...まぁ女でもないし仕方ないだろう。
トルコ
オーストリア
オーストリア
そんなことを言って、
オレは外に止めといた車に彼を乗せた。
~fin~