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生きて行く中で
嫌いな物が1つは 絶対と言っていい程できる。
嫌いな食べ物
嫌いなスポーツ
嫌いな科目…
色んな"嫌い"がある中
私は…
男が嫌いだった
乃蒼
私は柊 乃蒼(ひいらぎ のあ)
今日から高校生になる!
乃蒼
高いビルが幾つも並び
高校生、社会人…
色んな人が駅を利用してるのを実感し 少し緊張している
乃蒼
乃蒼
私は電車代を出しておこうと鞄の中に入っている財布を取り出した
"ドンッ"
乃蒼
後ろから誰かに勢いよくぶつかられ 私は前に転び財布を落とした
乃蒼
パッと顔を上げると私の財布を持って 走り去っていく男の人が見えた
乃蒼
私の少し大きな声で周りの人は泥棒を目で追うが追いかけてはくれなかった
乃蒼
自分で追いかけようと立ち上がるも足がジンジン痛み追いかけられない
乃蒼
怪我の痛さと 財布が取られた事により学校へ行けなくなってしまった事で私は俯き静かに涙を流していた
???
乃蒼
俯き涙でボヤけている視界に入って来たのは先程取られたはずの財布だった
乃蒼
驚きを隠せないまま私は顔を上げた
???
乃蒼
前に居たのは可愛らしい子だが 私の質問に少し目を逸らして困っている様子だった
???
乃蒼
理由はなんでもいいかと軽く流し 財布を受け取った
???
乃蒼
???
乃蒼
???
乃蒼
???
天翔
乃蒼
天翔
優しそうな笑みで彼は言った。
乃蒼
天翔
苦笑いしながら彼が言った言葉の後 思わず私は少し下に視線を落とした
乃蒼
学校指定のズボンを履いていた
天翔
天翔
そういうと天翔くんは自分の鞄を開け ガサゴソと何かを探し始めた
天翔
乃蒼
天翔
乃蒼
天翔くんの数メートル後ろにいた 銀髪のポンパドールの男の子が目に入った
湊
天翔
乃蒼
乃蒼
乃蒼
天翔
天翔くんの呼び止めも無視して 私は駅の中へと入る事に
"大変混みあっております。 お手数ですが詰めてご乗車下さい。"
乃蒼
満員の電車の中はかなり温度が上がっているみたいだ。
乃蒼
"右側の扉閉まりますご注意下さい"
乃蒼
乃蒼
思わず声が漏れた理由
それは先程閉まった扉にスカートが挟まれて動けなくなっていたから
乃蒼
乃蒼
動けない状態にお手上げだった
乃蒼
湊
乃蒼
天翔
乃蒼
湊
話しながら天翔くんの友達は私のスカートが挟まれている扉の方にもたれかかった
まるで周りから隠すかのように
乃蒼
乃蒼
湊
乃蒼
天翔
乃蒼
天翔
乃蒼
天翔
天翔
湊
天翔
湊
天翔
天翔
湊
乃蒼
天翔
湊
乃蒼
湊
そう言うと湊くんは天翔くんを引っ張り 私の隣、扉の近くに立たせた
天翔
次の瞬間
"ガタンっ"
大きく電車が揺れた
乃蒼
少しバランスを崩し前のめりになると挟まれていたスカートは抜け
学校の最寄りの駅で私たち3人は電車を降りた