フォロワー様100人記念短編集（💛黄嫌われ兄弟パロ）

今日も帰れば居心地の悪い家が待ってる

僕だけが嫌われるより 兄弟みんなが仲悪くて こんな家族、

速足でいつもの場所へ向かう

虐待を受けている小さな女の子

食べ物も 万引きしてあげるか 弁当をあげるしか 方法がない

弁当も、持って行かせて くれない時があって

『帰ってから食べればええやん』 『弁当とか無駄やから作らんとって』

次の日まで生かせるので精一杯

そのために自分の時間も何もかも 削ることは惜しまない

似た気持ちだからわかる

して欲しいことも 言われたい言葉も

音もなく光も発しない 一回押せば通知されるボタン

この子が虐待に耐えていると思ったら 自分ことなんてちっぽけに見えて 耐えれるようになっていった

僕に自由なんてない

知らないよそんなの なんでこんな 理不尽に怒られなきゃいけないの

また逃げるように二階に上がる

いつまで続くのかなんて考えたら きっと悲しくなるから。

いつも無関心なさと兄が ただいまと言ってくれた

それだけでちょっと、いや かなり嬉しくて。

「おかえり」 で精一杯なんて

今までの俺が憎い

今日はいつにも増して ころ兄がキレているようで。

なんとなくリビングに行こうとしたけど あの空気が嫌いで 部屋に戻った

カチャ

いつも一人で るぅとくんの味方をしてきた

嬉しかったことを 思い出すように話してくれた こんなの久しぶりだ

支えあえる人ができて すごく嬉しかった

一人じゃないって、いいものだな

カチャ

高校生といってもお金は持ってるだろうし なーくんは大人だし

仲良く三人で晩ご飯を食べて 楽しい会話をして 貴重な夜を過ごした。

ちゃんと「家族」のカタチがあって 夜中に三人が 何度嬉し涙を流したことか