恋の形。

私は恋をした。

たった二週間でいなくなってしまうあなたに。

教育実習生の貴方に。

夏休みが明けてからもう一週間。

普通なら冷める余韻も今年は全然冷めない。

「高校三年生」という魔法のせいだろうか。

変わらない日常。

JKとして過ごす最後の夏。

高校生活の中で恋なんて無縁だと思っていた。

貴方がくるまでは_______

なんて考えていたらチャイムが鳴る。

2人は急いで自分の席へと戻って行く。

やった！

男性らしいよ

イケメン来いっ！

女子達は皆んな、えとさんのように夢を募らせる。

果たしてイケメンじゃなかったら、 どうするつもりなのだろう。

先生の言葉と同時に扉が開く。

クラスメイト全員が扉へと視線を向ける。

期待を込めて_______

彼が入ってきた瞬間、体に衝撃が走った。

うわ、イケメン

めっちゃタイプなんだけど！？

本当にかっこいい。

スタイルも良くて目が綺麗。

でもそれだけじゃない。

どうしてかはわからない。

どうしてかはわからないけど、私は 彼から目を離せなかった。

笑顔が眩しくて、凛とした立たずまい。

どれもこれもカッコよくて見惚れてしまう。

自分でもびっくりするくらいに大きな声が出た。

2人も目をまんまるにしている。

もう傷つきたくない。

恋愛はしたくない。

いや、しない。

そうだよ、そう決めたじゃん。

だからきっとこの気持ちも_____

恋じゃない。

連載始めました！！

更新頻度高くはないと思いますけど、 頑張って上げてきます！

良ければ次も見て頂けると嬉しいです！

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝500♡