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コメント
1件
は?エモ良くない
夕焼けに染まる屋上は、やけに静かだった。
フェンス越しの空はオレンジと紫が混ざって
一日の終わりに向かってるような色。
ur
ya
ur
urは目を逸らす。
その横顔をyaは少しだけ長く見つめた。
言いたいことは沢山あるのに喉の奥で引っかかって出てこない。
ur
ya
ur
少しの沈黙。
風の音だけが通り抜ける。
yaは揺れたurの髪をそっと押さえた。
ya
ur
弱く笑うurにyaは少しだけ目を伏せる。
ya
ur
ya
その言葉にurが小さく首を傾げた瞬間。
yaはurに1歩近づいた。
距離が急に近くなる。
ur
戸惑う声。
ても、逃げない。
ya
そう言ってyaは少しだけ顔を傾ける。
触れるか触れないかの距離で一瞬止まる。
夕焼けが2人の影を長く伸ばしていた。
ur
urの小さな声。
yaは迷わなかった。
ya
次の瞬間そっと唇が重なる。
強くもなく。深くもない。
ただ確かめるだけの静かなキス。
風の音も遠くの街の音も全部消えたみたいに感じた。
少しして離れるとurの顔は夕焼けよりも赤くなっていた。
ur
ya
そう言いながらyaがurの頭を撫でる。
ur
目を合わせられなくてでも離れもしない。
yaはそんなurの手をもう一度握る。
ya
ur
でもその声はどこか嬉しそうで。
夕焼けはゆっくり夜に溶けていく。
終わりみたいな空なのに
さっきより少しだけ。世界が暖かく感じた。
ur
ya
その約束はどこまで続くかわからない。
でも今は繋いだ手とさっきのぬくもりだけで十分だった。