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突然の予知は恋と面倒事を運んでくる

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突然の予知は恋と面倒事を運んでくる

2 - 第2話 突然の予知は恋と面倒事を運んでくる

2020年08月31日

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キーンコーンカーンコーン

ガラッ

先生

お前らー、席に着けー

先生

ん?

先生

おーい、誰か桜井を知らんかー?

生徒

まだ来てませーん

先生

まったく

先生

土曜授業初日で遅刻とは良い度胸だな

ガラッ

陽介

先生!!

陽介

遅れましたー!!

先生

言わなくても分かってる

先生

それで

先生

なんで遅れたんだ?💢

陽介

先生!怒らないでください!!

陽介

ちゃんとした理由があります!!

先生

じゃあそれはなんだ?

陽介

はい!!

陽介

突貫工事中の建物で事故が起こって
その時に、下にいた子供を
助けて遅くなりました!!

先生

そうか

先生

なら仕方ない

先生

…って言えるか!!

陽介

え?!

先生

なんでそんなバレバレの嘘をつく!

陽介

いや!本当ですって!!

先生

せめてもっとマシな嘘をつけ!!

先生

それでも怒るが!

陽介

先生、嘘ついてる前提で話してません?!

先生

そもそもお前は…

先生の説教が 始まりかけたその時

女性

あの〜

先生

ん?

先生

え〜〜と

女性

すみません

女性

さっき桜井くんが話していた
子供の母親でして

先生

え?

先生

じゃあ、桜井は…

陽介

最初から言ってるでしょ!
本当だって!!

先生

えっ、えーー…

女性

本当に娘の命を救ってくれて
ありがとうございます!

キーンカーンカーンコーン

陽介

はぁー

健太

よーー、陽介!

健太

お前すごいな!!

陽介

ありがとう

陽介

…って言いたいけど
マジで怖かったわー

陽介

本当に間一髪だった

健太

まぁまぁ、今生きてるから
それでいいじゃん!

健太

けど、次はやめとけよ?

陽介

分かってるって

こいつは俺の親友 橘健太

俺を私立高校に連れ込んだ 凶悪犯である

まぁ別にその時 特に進路決めてなかったから 適当についてった俺のせいなんだけど

そんなことより

今日は最悪だ

朝っぱらから 「突貫工事中に工具が落ちてきて それが子供にあたる」という もう迷惑な予知がやってきたからだ

助けられたのは良いが 遅刻した

陽介

(なんか最近結構迷惑な予知多いな)

陽介

(運が悪くなったのかな?)

健太

何考えてんだー、陽介ー

陽介

ん?

陽介

いやなんか
最近の俺運悪いのかなー
って思ってさ

健太

う〜〜ん

健太

まぁぶっちゃけ悪いな

陽介

だよなー

健太

だって階段から滑り落ちた女子を助けたけど
その時にスカートめくれてボコボコにされて
友達がこけてゴミ箱が飛びかけたのを
お前がキャッチしたのはいいけど
その時に近くにいた女子のスカートの下に
潜り込んじゃってボコボコにされるし…

陽介

(あ〜それ全部予知のせいだ〜)

陽介

(予知のラストの部分だけ
毎回ないからな〜)

陽介

…なんか俺変態だな

健太

わざとじゃないのにな…

健太

でも人助けしてるから
まぁ気にするな

陽介

そう努力する…

健太

だから気分転換に
いつものとこいこうぜ!

陽介

…そうだな

放課後

ガラッ

健太

おじさ〜ん

健太のおじさん

おー、健太かー

健太

久しぶりー

健太のおじさん

一昨日来たばっかりだろ?しかも

健太のおじさん

子供だけで来る場所じゃないぞ?

健太

まぁまぁ今回だけは見逃して

健太のおじさん

毎回そう言ってるが

健太のおじさん

陽介くんもいるし
まぁいいだろう

健太

ありがとう!おじさん!
いや…お兄さん!!

健太のおじさん

はいはいお世辞はそこまで

健太のおじさん

開店までまだ時間があるから
それまでゆっくりしていきな

健太のおじさんは 居酒屋を営んでいる

健太に誘われて よくおじゃましている

陽介

おじゃましまーす

俺は居酒屋に入った

その時

くらっ

陽介

(ん?)

本日二回目の立ちくらみだ

陽介

(一日に二回なんて珍しいな…)

陽介

(なんか嫌な予感がする…)

そんな事を思いながら 俺の意識は 遠ざかっていった

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