しばらく監禁生活が続いている
あれからすぐに新しい服を与えられた
そして きりやんは俺に触ることが無くなった
お風呂もトイレも監視付きではあるが ひとりで入っている
外に連絡が取れそうな事以外は全て与えてくれる
Sm
ガチャッ
Kr
Sm
出されるご飯は毎回手料理で バランスも考えられている
俺は好き嫌いが多い そんな事も考慮してくれている
食べてるスマイルを見つめる
出されたご飯を全て食べ終えた
Sm
Kr
Kr
Kr
Kr
静かに頷き後を追う
Kr
Sm
Kr
キョロキョロと見回すと 解錠には鍵が必要となるロックがかかっている
Kr
Sm
Kr
Kr
Sm
Sm
Kr
Kr
ピッ
部屋が暗くなる
Sm
電気が消えるとすぐに 向こうを向いたきりやんから寝息が聞こえてくる
きりやんは時々誰かと電話をしている
内容までは聞き取れないが いつも不機嫌になってリビングに帰ってくる
Kr
Kr
Sm
冷蔵庫の開く音がし
なにかの液体がグラスに注がれる音がする
Kr
前にお揃いで買ったグラスがテーブルに2つ置かれる
Sm
Kr
Kr
Sm
Sm
Kr
Kr
Kr
Kr
Sm
Kr
Sm
Kr
Sm
・ ・
テトテトンッ♪ きりやんのスマホが鳴る
Kr
少し離れた所に行き電話に出る
Kr
ティロンッ
Sm
Kr
Sm
Sm
Sm
外が新鮮に感じる
無防備に歩き出すスマイル
すぐ後ろから無灯火の自転車が突っ込んでくる
先に気づいたのはきりやんだった
Kr
慌ててスマイルの二の腕を掴み抱き寄せる
自転車が通り過ぎる
Kr
Kr
Sm
轢かれそうになった驚きと 監禁されてから感じていた不安と恐怖と 抱きしめてもらっている安心と…
全ての感情が一気に込み上げる
Sm
Kr
Kr
Kr
Kr
Kr
泣いているせいで言葉が出てこないスマイルを
落ち着かせるために抱きしめる力を少し強める
Sm
・ ・ そっときりやんの背中に腕をまわす
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