瀬凪
ここは瀬凪の家族のお墓
瀬凪
そっと、静かに手を合わす
留守番の約束だけど
それでも…
何か不安になったり… 誰かを頼りたいって思ったら
ここに来てしまう
瀬凪
下唇を強く噛みながら 声を抑えて泣く
瀬凪
早朝の墓地は寒くて、 目の前の墓石も冷たかった
瀬凪
そんな冷めた空気の中
後ろから足音が聞こえた
颯太
颯太
瀬凪
声をかけられたから驚いて 振り返る
そこには同じ年頃に見える 男の子が立っていた
颯太
瀬凪
颯太
颯太
瀬凪
颯太
瀬凪
瀬凪
改めて言うと涙が込み上げてきて 声が震える
颯太
颯太
颯太
瀬凪
そう言うと彼は目を閉じて 静かに手を合わせてくれた
颯太
颯太
瀬凪
颯太
颯太
颯太
瀬凪
その気持ちが、痛い程分かる 自分だせ「運悪く」 生き残って
なんで皆んな死ななくちゃ ならなかったんだって
何度も何度も、その考えが 頭をよぎる
颯太
颯太
颯太
瀬凪
颯太
瀬凪
謎
瀬凪
こいつ! また現れやがって!!
謎
瀬凪
瀬凪
瀬凪
謎
謎
謎
気色悪い
謎
瀬凪
瀬凪
謎
瀬凪
瀬凪
謎
颯太
瀬凪
瀬凪
颯太
颯太
瀬凪
瀬凪
颯太
颯太
謎
謎
謎
颯太
瀬凪
颯太
何をする気なの…
お願いやめてっ!
謎
颯太
謎
颯太
謎
瀬凪
2人の会話がただただ怖くて 2人には聞こえない声量で 止めにはいろうとする
颯太
その横でその青年は 睨みをきかせている
謎
謎
謎
颯太
瀬凪
颯太
瀬凪
瀬凪
颯太
颯太
瀬凪
瀬凪
勇気を出したものの力なく そう言う
颯太
颯太
颯太
子供っぽく2回教えてくれる
瀬凪
颯太
瀬凪
今は大森だけど…
前の苗字の冬山(ふゆやま)って ことにしておこう
颯太
颯太
瀬凪
なんで…知ってるの…
颯太
颯太
瀬凪
知らなかった
いや違う、私が知ろうとしなかった
いつか、私は殺されるから だからって、関係を蔑ろにしてた
颯太
颯太
瀬凪
そう言って彼は 元気に手を振ってくれた
コメント
4件
待っとりましたわよ最高やないよ🫶