貴方は前世を信じてくれるのでしょうか。
いえ、きっと信じてくれるでしょう。
貴方はそういう人だから。
俺は前世を全て覚えてるのです。
盗賊になって盗みをしたり、刑務所から脱獄したり、夢に惑わされたり、鬼の呪いに脅かされたり、本物ソックリな映像を作る映画監督になったり
俺はいろんな世界で過ごしてきたのです。
どの世界にも大体貴方がそばにいてくださったけど、
今世の貴方は前世と比べて体が弱いでしょう。
その上、俺と貴方は話すこともない他人になってしまったでしょう。
貴方のお母様はずっと貴方を見ている俺を気味悪がっていつも窓を閉めてしまうでしょう。
まぁ...それはそうか、笑
今世で俺は貴方と喋れないでしょう。
でも、貴方には幸せになって欲しいのです。
来年、修学旅行があるみたいですね。
盗賊のときの癖で、盗み聞きしてしまいました。
でも貴方の体では来年まで生きられない。
だから、俺が─。
クロノア
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
薄めのパーカーを着た青年。
ぺいんと
クロノア母
クロノア
クロノア母
2人は会計をした後、すぐさま出て行った。
ぺいんと
何も考えず、俺は盗賊の頃の名残とも言える運動神経で2人の後をこそこそ追って行った。
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