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黄色い薔薇は咲かぬ日々 第22話

与根宮 桜子

ふぅ…お腹いっぱい!

与根宮 桜子

まぁでもあとデザートは食べれるかしら……

与根宮 桜子

梨莉子はどう………

与根宮 桜子

って、梨莉子?

与根宮 桜子

どうしたのそんなに暗い顔をして

侍女 梨莉子

…………

与根宮 桜子

…………

与根宮 桜子

さっきのお店のこと……まだ気にしているの?

侍女 梨莉子

…………

侍女 梨莉子

……私が……あそこに入らなかったら桜子様に悪い視線を向けられることも無かったのにな……と……

侍女 梨莉子

先程は桜子様が空気を良くしてくれたので、まだ心のモヤは薄れていましたが

侍女 梨莉子

道を歩いてるうちに段々……モヤが濃くなってきてしまって

与根宮 桜子

…………

侍女 梨莉子

桜子様、本当に申し訳ございませんでした

侍女 梨莉子

私はこんなのだから……貴夾家でも上手くやっていけないのです

侍女 梨莉子

……私は………

与根宮 桜子

梨莉子

与根宮 桜子

こっちにおいで

侍女 梨莉子

…………

与根宮 桜子

………

与根宮 桜子

遠慮するならこのまま話すわね

与根宮 桜子

梨莉子。わたくしはあなたの事を誇りに思ってる

与根宮 桜子

あそこのお店に入ったのも、貴方がいつもわたくしを信じて働いてくれるからだよ

与根宮 桜子

なのに悪い視線だなんて、もし向けられていたとしてもわたくしは気にしないわ

与根宮 桜子

あんな輩より梨莉子の視線の方がわたくしにとったら大事。

与根宮 桜子

貴夾家のことも、最初は上手くいかないかもしれない

与根宮 桜子

でもわたくしの目につくところに梨莉子がいるなら、必要最低限手伝ってあげることも出来る

与根宮 桜子

見えないところにいる時は、梨莉子なら頑張れるはず

与根宮 桜子

ね、わかったでしょう?

与根宮 桜子

わたくしは貴方が大好き。だから胸を張って

与根宮 桜子

誰がなんと言おうと梨莉子はわたくしの…いや、わたしの大事な親友よ

侍女 梨莉子

…………っ

侍女 梨莉子

桜子様ぁ……!!

与根宮 桜子

助けてあげられなくてごめんね、辛い思いもさせてごめんね

侍女 梨莉子

そんなことないです………桜子様の暖かい言葉と……それに親友とも…一人称まで………

与根宮 桜子

梨莉子の前ではわたしにしようと思って わたくしっていうのが当たり前だと思ってたけれど畏まる時だけらしいしね

侍女 梨莉子

今日私世界で1番幸せ者かもです………

与根宮 桜子

これくらいで世界で1番ならこれから宇宙一になるのかしら?

侍女 梨莉子

私死んじゃいます………

与根宮 桜子

さて、じゃあアグレアブルにそろそろ行きましょうか

侍女 梨莉子

そうですね!!

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