🐷総受け

俺は男子校出身だった。

周りはいつもむさ苦しい男どもだけ。

そんな男どもから尊敬、そして憧れられる場合がある。

それは.....

そう、カップルになることだ。

出会いの少ない男子校では、バイト先や文化祭、もしくは身内の紹介など

出会いの場は限られる。

だからこそ、彼女が出来たと知られた次の日からは、祭りのように騒がれた。

俺もその1人だった。

相手は少し前まで付き合っていた彼女。

なんだかんだ、数年の関係になっていた。

でも、その数日後だった.....。

その日、俺は前日の夜にゲームをしまくっていたこともあって、思い切り寝坊してしまった。

でも、別に焦るわけじゃない。

いつもはちゃんとやってるから、1回くらい大丈夫なのもあった。

あと単純に諦め

そう言って、ドアを開けた時だった。

バッシャーン🪣💧💦

頭の整理が追いつかなかった

でも....

みんなの俺を見る目が、とてつもなく冷たいことだけはわかった。

でも、心当たりなんてない。

信じたくなくて

いつものように、笑った

ただの嫉妬

行き過ぎたイタズラだと

そう思いたくて

でも....

状況は悪化するばかり

どうして？

なんで？

それからは、毎日最悪だった

登校すれば水をかけられ

放課後には殴られ

無視、仲間はずれ、陰口なんて当たり前

苦しかった

でも、そんな俺にも仲間がいた

彼女だった

彼女には、全ての事情を話した

最初は驚いて、半信半疑だった彼女も

だんだんと悪化していく俺の傷を見ると、徐々に信じてくれるようになった。

そんな彼女に、俺は惹かれ続けていた

家族にも話した

でも

家族は信じてくれなかった

ものすごく、傷ついた

そして、事情を知っている誰かが話したのだろう

ご近所中に噂が流れた

みんな、俺を白い目で見る。

みんな、俺を汚物のように扱う

それでも

彼女だけは、ずっと隣にいてくれた

嬉しくて

この人になら、なんだってできる

そう思って

食事代は全て出して

ことある事にプレゼントをして

捨てられたくなくて、頑張った

彼女と別れるのに比べたら、金なんて安いもんだった

........なのに。

<〜〜〜！！w

なんで.....

あいつらが.....？

俺の事

嘘.....？

その時、なんとなくわかった

わかってしまった

あんな嘘の噂を流したのは、彼女だったこと

その時からあいつは、俺の友達らに身体を売って、口止めしていたこと。

俺は何年間も、手の上で踊らされ、いいように利用されたこと。

俺は、もう......

最初襲った時

髪はボサボサで

メガネで

The 陰キャみたいなやつだった気がする。

慣れもさせず、いきなり入れた時のあの大絶叫。

それを聞いた時、俺は優越感に浸った。

今まで下だった俺が誰かの上に立つ瞬間。

彼女が出来たと知られた時以来だった

それが癖になって

終わりのない「もっと」を求め続けて

だんだんと甘い声を漏らすようになったそいつを見て

Win-Winの関係だと思った

なら別に、どうでもいいのではないか

そう思って.....

本当に、わかってる.....

なのに.....

なんでこんなに苦しいの....？

信じてもいいの？

今までずっと本当の愛に触れてこなかった

触れてしまったら、次無くした時が怖くて

もし許されるなら

愛されてもいいのなら

もう一度、信じたい....

今日くらい、許してやろう....！

風呂上がりにはやっぱり.....？

至高の一時......♡

ﾌﾞｰ📱

誰だろ、こんな時間に.....

......は？

なるほどです.......

え、まじ？

そうだったー

この人期待させてから絶望させるの上手い人だったー

こいつ、顔文字使うタイプなんだ....

何をよろしくすればいいと？