読切です
続きとか出す気はありません
僕は琉貴
ある財閥の跡継ぎになるものだ
ちょっと息抜きに散歩していると
中学生くらいの少女と
それを取り囲む
幼い少年や少女がいた
琉貴(ルキ)
と、僕は
ボソッとつぶやいてしまった
僕の声が聞こえたのか
少女はこちらに振り返った
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
太陽のような
晴れ晴れしい明るい声が
僕に向かって
僕の頭で響いた
僕はよく分からなくなり
その場から走って逃げだした
琉貴(ルキ)
とため息をついた
僕もあの時遊びたかった
でも
父
琉貴(ルキ)
琉貴(ルキ)
父
父
琉貴(ルキ)
父
父
父
父
琉貴(ルキ)
琉貴(ルキ)
琉貴(ルキ)
あんなこと言われてたら
遊べないよね、
瀬那(セナ)
と、聞き覚えのある声が聞こえて
思わず
琉貴(ルキ)
と、間抜けな声を出してしまった
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
と、頬を少しすくらませながら
上半身を少し倒しながら
人差し指で怒ったような
素振りをみせた
瀬那(セナ)
と言われたが
僕は
琉貴(ルキ)
といった
瀬那(セナ)
この少女はとてもしつこい
でも僕は早く終わらせたかったので
琉貴(ルキ)
と言うと
瀬那(セナ)
琉貴(ルキ)
そんなやり取りをしていると
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
僕は少女の口から出てくる言葉に
泣きそうになっていた
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
琉貴(ルキ)
琉貴(ルキ)
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
瀬那(セナ)
と言いながら
少女は僕に手を
握れ
というふうに
手を向けた
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