司
えむ
午後3時40分ほど、 司くんが思いもしない発言をした。 わー、どうせ悪戯か罰ゲームだ。
えむ
なんとも言えなかった。 あたしも司君が好き。 『だった』 でもこんなことする人 だったとは…… 幻滅です
えむ
司
ああ、司くんが戸惑ってる。 でも『Yes』とも、『No』 とも言えない。 こんな時はどうすればいいんだろう? 助けて。寧々ちゃん。 寧々ちゃんの方を見ても 寧々ちゃんはどきどきと していた。
えむ
司
えむ
司
……諦めてもらおう。 これだから悪戯は〜 怒るようにあたしも 遊んであげよう。
えむ
司
えむ
司
えむ
司
…どうしよ。 これじゃあ打つ手がない じゃあないですか。 司くんは本当に あたしを愛してるのか? うーむ、疑問だなあ。 あ、そうだ。思いついた。
えむ
これこれ。これさえ出せば司くんは行かない。つまりあたしは付き合わない。よし。これだ。
司
わーダメだ。通じないなーこれもしかして悪戯じゃない?
えむ
司
こて、と音が鳴るくらい司くんは首を傾げた
えむ
あたしの負けかな。 『また』 好きになります。 (悪戯だったら許しません!)
えむ
司
えむ
司
えむ
司
えむ
司
えむ
どんなに聞いても司くんは 1歩も引かない。むしろ押しに来てる 類くんがニヤニヤしてる… 寧々ちゃんはあたしより緊張してる わー、変な汗かいちゃう
司
あ、いいこと思いついた。 そうしとけば司くんは 何も言わないよね。
えむ
司
司
あ、一瞬びっくりして すぐ冷静になった。 すごーい、これがスターの 余裕かな?
えむ
少し長くしてみよう。
司
司くん、目を力強く瞑りすぎて 変なお顔になってる、 そうだ、意地悪しちゃお、
えむ
司
寧々
類
これ、寧々ちゃんから借りた漫画でみたやり方だけど、合ってるのかな?
よし、あたしもそろそろ 限界だからやめよう。
えむ
何も無い音の中、きゅぱっと云う 口紅だけが響く。
えむ
司くんはくらくらしてる。 これはあたしの勝ちでは?
司
あ、ここで言ってやろう、 そうしたらもう 『付き合って』 なんて悪戯で言わないよね。
えむ
『くりーんひっと』だね。
司
類
類くんがにゅっと中に入ってきた。
類
類くん、からかいすぎですよー
寧々
えむ
寧々
あれれ、もしかして 凄いことしちゃった?
司
類
寧々
司
えむ
ダメだこれ 悪戯なんかじゃ無かったです。
えむ
司
寧々
類
司
寧々
司
司
え? 今なんて言おうと?
類
司
司
寧々
類
えむ
えむ
あたし、少しは 遊んでみようと思います。
コメント
1件
セッ!!?セッ!!?司くん!! セって何!!?何を言おうとしたの!?(ニヤニヤ)