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えむ、俺と付き合ってくれ。

えむ

午後3時40分ほど、 司くんが思いもしない発言をした。 わー、どうせ悪戯か罰ゲームだ。

えむ

…えっと、

なんとも言えなかった。 あたしも司君が好き。 『だった』 でもこんなことする人 だったとは…… 幻滅です

えむ

……

…?

ああ、司くんが戸惑ってる。 でも『Yes』とも、『No』 とも言えない。 こんな時はどうすればいいんだろう? 助けて。寧々ちゃん。 寧々ちゃんの方を見ても 寧々ちゃんはどきどきと していた。

えむ

…ふゥ…

返事は……

えむ

司くんはさ

お、おう

……諦めてもらおう。 これだから悪戯は〜 怒るようにあたしも 遊んであげよう。

えむ

あたしの耳が聞こえなくなっても恋人で居れる?

……は?

えむ

あたしの耳が聞こえなくなっても、恋人で居れるの?

……い、いれる。

えむ

じゃあ、あたしの手が動かなくなっても傍に居れる?

絶対にそばに居る!愛してるから…絶対に、これは約束できる!

…どうしよ。 これじゃあ打つ手がない じゃあないですか。 司くんは本当に あたしを愛してるのか? うーむ、疑問だなあ。 あ、そうだ。思いついた。

えむ

あたしが海外に留学したら、司くんはどうするの?

これこれ。これさえ出せば司くんは行かない。つまりあたしは付き合わない。よし。これだ。

?俺も海外に行く。

わーダメだ。通じないなーこれもしかして悪戯じゃない?

えむ

でもお金は?

稼げばいいだろう?

こて、と音が鳴るくらい司くんは首を傾げた

えむ

うー……

あたしの負けかな。 『また』 好きになります。 (悪戯だったら許しません!)

えむ

…いいよ。付き合う。

本当か…!

えむ

うん。けど、あたし以外を好きになったらダメだよ?

勿論だ。俺にはえむしか居ない。

えむ

あたし、嫉妬しちゃうかもよ?

嫉妬するえむも可愛いじゃないか。

えむ

あたし、毎日飛び込むよ?

う゛……けどそんなえむが好きだ。

えむ

んー……

どんなに聞いても司くんは 1歩も引かない。むしろ押しに来てる 類くんがニヤニヤしてる… 寧々ちゃんはあたしより緊張してる わー、変な汗かいちゃう

え、えむ、これから…

あ、いいこと思いついた。 そうしとけば司くんは 何も言わないよね。

えむ

…ちゅ、

…?!

…。

あ、一瞬びっくりして すぐ冷静になった。 すごーい、これがスターの 余裕かな?

えむ

ん……

少し長くしてみよう。

…………

司くん、目を力強く瞑りすぎて 変なお顔になってる、 そうだ、意地悪しちゃお、

えむ

…ペロ

…?!

寧々

…へ?!

おや。

これ、寧々ちゃんから借りた漫画でみたやり方だけど、合ってるのかな?

よし、あたしもそろそろ 限界だからやめよう。

えむ

…ぷはっ

何も無い音の中、きゅぱっと云う 口紅だけが響く。

えむ

ふふ、

司くんはくらくらしてる。 これはあたしの勝ちでは?

あ………あ……

あ、ここで言ってやろう、 そうしたらもう 『付き合って』 なんて悪戯で言わないよね。

えむ

こんな接吻<キス>もできないんだ……じゃあ、付き合うのはもっと難しいね

『くりーんひっと』だね。

…ぐぬ………

おやおや司くん〜〜

類くんがにゅっと中に入ってきた。

こんなキスもできないんだぁ…

類くん、からかいすぎですよー

寧々

えむ………

えむ

寧々

い、いや、なんでもない…

あれれ、もしかして 凄いことしちゃった?

俺は!!こんなキスだってすぐ慣れてやる!そのうちもっと凄いことしてやる!

やーん司くんのエッチー

寧々

うわー司変態ー

なぜだ?!

えむ

…ふふっ、

ダメだこれ 悪戯なんかじゃ無かったです。

えむ

じゃあ、もっと凄いこと、ぜーったいしてね。

ああ!してやるとも!

寧々

これ意味わかって言ってるの?

多分わかってないね。

分かってる!

寧々

じゃあなに?

それはもちろんセ…

?!?!///

え? 今なんて言おうと?

oh…

今のは……!

セントラルパークも動くようなことしてやるんだ!(?)

寧々

は?どーゆーこと?

フフフ、セントラルパークは動かないよ。

えむ

ふ、ふふっ、あははっ、

えむ

うん、セントラルパークも動くようなこと、してねっ、

あたし、少しは 遊んでみようと思います。

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コメント

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セッ!!?セッ!!?司くん!! セって何!!?何を言おうとしたの!?(ニヤニヤ)

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