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CROSS

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CROSS

2 - CROSS 2話。

♥

106

2020年04月19日

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関崎 維統

は、

関崎 維統

彼氏…?

弘末 結

関崎 維統

未来の…、

関崎 維統

高校2年生の、私の彼氏…

弘末 結

そういう事。

関崎 維統

関崎 維統

病院行く?

弘末 結

は、

弘末 結

おまっ!人をサイコパス扱いしやがって!!

関崎 維統

だってそうじゃん!!

関崎 維統

何未来って!!サイコパスじゃなかったら厨二病か何か??

関崎 維統

怖いよ!!未来の彼氏って!!

関崎 維統

何!!ストーカー!?

弘末 結

違うつってんだろ!!

弘末 結

俺はきっと未来から来たの!!

弘末 結

3年後!お前が高校2年生の時の時代!

関崎 維統

怖!厨二病だ!

弘末 結

だから違うって!!

ただいまー。

関崎 維統

弘末 結

関崎 維統

お父さん帰ってきた!!

弘末 結

嘘!

関崎 維統

本当!

関崎 維統

お父さんに見つかると怒られる!!

弘末 結

事情はよく知らないけどヤバイよな!?

維統ー?部屋か?

関崎 維統

ヤバい!階段上がってきてる!!

弘末 結

ど、どこに、隠れれば

関崎 維統

あ!ベットの下!それかクローゼットとか!

維統?

ガチャ

ドアを開ける音がする。

関崎 維統

(まずいまずいまずい!)

関崎 維統

(まだ隠れてないのに!)

弘末 結

(やべぇ、警察呼ばれるよな…!?)

維統?何してるんだ?青い顔して。

関崎 維統

えっと、その…、あの…

ベットの下に何かあるのか?

関崎 維統

え、

弘末 結

え、

2人でぽかんとする

関崎 維統

お父さん、見えてないの…?

ん?何が?何かあるのか?

関崎 維統

いや、すっからかんだけど…

関崎 維統

(もしかして、ほんとに未来から…)

もう11時半だ。寝なさい。

関崎 維統

は、はーい…

ガチャン

ドアの閉まる音。

関崎 維統

助かったの、かな…

弘末 結

お前の父ちゃんに俺見えてなかったよな。

関崎 維統

うん。目の前にいたのに、私しか見えてないみたいだった。

弘末 結

俺、実は幽霊とか、

関崎 維統

もしかしたら、結が本当に未来から来たとして。

関崎 維統

タイムスリップしてきた事になる。だからお父さんには見えないんじゃ

弘末 結

え?どういうこと?お前説明下手だなぁ。

関崎 維統

💢

関崎 維統

という事は、警察を呼ぼうとなんだろうと、結は私にしか見えない。

関崎 維統

ほんとに幽霊みたいなものなんだよ。

弘末 結

そっか、

弘末 結

なんか、嬉しいや

関崎 維統

なんで?人から見て貰えないんだよ?居ない事になってるんだよ?

苦しいに決まってる

声をかけても無視される。

話しかけて貰えない。

誰も助けてくれない。

苦しい

弘末 結

うん。でも維統には見える。

関崎 維統

弘末 結

好きな奴にだけ、見てもらえるなんて、嬉しいじゃん。

そうだ

結は未来からといえど、私の彼氏

私のことを好きでいてくれてるんだ

関崎 維統

、、

頬に暖かいものが伝う

弘末 結

え、なんで泣いて…

関崎 維統

そんな事、好きなんて、言われたことなかったから。

弘末 結

弘末 結

…、そっか。

その日は心地のいい眠りに着けた。

結はジャンプしたら宙に浮けた。

だから、本当の幽霊のように浮いて寝ている。

今日は疲れた

自殺しようとして、止められて

サイコパスだの厨二病だの叫んで、

お父さんに見つからないようにしようとして、

最後には泣いた

こんな忙しい1日もたまには悪くないかもしれない。

関崎 維統

(明日は学校か)

気が重い

またいじめられる。無視される。

すごく怖いこと。

この世界に私がいない事になっているんだ。

関崎 維統

(大丈夫)

今の私には、味方がいる。

次の日

ガラッ

関崎 維統

おはよ…

小さな声で挨拶する。

もちろん、誰も聞いていない

いや、聞こえなかったかもしれない

弘末 結

おい、もう少し大きな声で言えよ

関崎 維統

無理

クスクス

教室中から聞こえる嘲笑う声

余計に居心地が悪くなる

弘末 結

へー。クラス全体からか。

関崎 維統

結の声も聞こえない

それくらいの気持ち

苦しい

クラスメイト①

あら、ごめんなさい

バシャ

関崎 維統

冷たいものが頭の上からかかる

クラスメイト①

ごめんなさいねぇ、見えてなくて

クラスメイト①

影が薄いから

在り来りないじめ

お茶をかけてくる

冷たいとか、寒いとか

どうでもよかった

弘末 結

こんの、

関崎 維統

弘末 結

関崎 維統

いいよ。

クラスメイト①

何?独り言?気持ち悪い

クラスメイト②

お前こそ何一人で喋ってんだよ。

クラスメイト②

そこの机の人間、この間死んだろ?

クラスメイト①

あぁ、そっか。

クラスメイト①

私霊感あってさぁ‪w

このクラスでは私は死人扱い

居ない人間

だから、無視される

弘末 結

…、

結の顔を見ると怒りに満ちていた

関崎 維統

結、いいよ

先生

はーい、席について。

先生

出席、今日の休みは…関崎だけか

関崎 維統

もはや、先生からも無視される

クラスメイト②

休んでないですよ?この間死んだじゃないですか‪w

先生

あぁ、そうだったな

先生の顔からは何も感じない

無表情

感情がないみたい

弘末 結

あの、クソジジイ

関崎 維統

結、

弘末 結

弘末 結

維統…

結の言う通り

これは重度ないじめ。

関崎 維統

大丈夫。

だから、教育委員会に訴える

関崎 維統

先生!

机の上に乗る

関崎 維統

この度、関崎維統は。

関崎 維統

このいじめを、教育委員会に訴えます!!

今までに出したことの無いくらい大きな声で宣言する。

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