空の青さが目にしみた 光り輝く太陽がフェイタンを照りつけていた (あぁ、なんて天気が悪いんだ) フェイタンがぽそりと呟いた
フィンクス
フェイタン
フィンクス
フィンクスが空を見上げる
フィンクス
フェイタンは小さく舌打ちをする (今日ほど気分の悪い日はないのに)
フェイタン
フィンクス
フィンクスが中心街のある方角を指差した
フィンクス
(イライラする)
フェイタン
よっしゃ!とフィンクスがガッツポーズをする
フィンクス
フェイタン
(人人人……人ばかり)
何かイベントがあるらしくかなりの人であふれかえっていた
(最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪)
フェイタン
フィンクス
フィンクスは名残惜しそうに出店などを見つめている
そんなフィンクスの態度にまたイライラするフェイタンがいた
あしたはもうなにもなくていい だれもいなくていい もう きえてしまてほしい でも めたなことがないとそれは むりなこと
___________なら
わたしが おわりのときを つくてあげよう はめつを くもの おわりを もてこよう
アジトに帰ってきたふたり
フェイタン
フィンクス
気持ち悪い…… 胃の中から何かが出てきそうだ
フェイタンの顔はかなり白かった
フェイタン
フィンクス
フェイタンの様子に戸惑いを隠せないフィンクス
フェイタン
フィンクス
フェイタンに近づき、吐きやすい様に背中を摩り
フェイタン
フィンクス
騒ぎを聞きつけた、シャルナークとクロロが2人に近づき
クロロ
シャルナーク
フィンクス
涙目になりながら、クロロに助けを訴え
( くそ … 、 やらかした、)
クロロ
フェイタン
フィンクス
段々、フェイタンの呼吸が浅く早くなって行く様子を見て周りも焦りつつ
クロロ
シャルナーク
シャルナークがフェイタンの口を袋を当てて
フェイタン
クロロ
涙目になったフェイタンは、力尽きて、フィンクスに持たれかかり
シャルナーク
フィンクス
クロロ
団長が少し微笑んだ
フィンクス
クロロ
フィンクス
クロロ
団長がまた笑う フィンクスは団長の言葉に「や、やめろよ…」とうつむいた
クロロ
フィンクス
クロロ
さてと、と団長が立ち上がる
クロロ
フィンクス
クロロ
ドアをノックし、団長とフィンクスが部屋に入った
フィンクス
部屋に入った瞬間目に入ったのは、嘔吐を繰り返していたフェイタンだった それも 、 意識が無いまま…
フェイタン
フィンクス
クロロが素早くフェイタンの顔を横に向かせ、肩を叩いて、起こそうとする
クロロ
フェイタン
クロロ
フィンクス
しばらくして、シャルナークを連れたフィンクスが戻ってきた
シャルナーク
シャルナーク
フィンクス
そう言って、フェイタンの背中に周り、みぞおち部分に拳を当て、後ろに強く引いた
ぐったりして、動かないフェイタンの体をクロロが支え、吐瀉物を受け取る袋をシャルナークが構えた
フェイタン
びちゃびちゃと、吐瀉物が袋に落ちていった
フィンクス
フェイタン
シャルナーク
クロロ
フェイタン
フィンクス
涙目になった、フィンクスを見て、フェイタンが 首を傾げる
クロロ
と、 38.7と書かれている体温計を見せ
フィンクス
シャルナーク
フェイタン
クロロ
フェイタン
そう言って立とうとするが、よろけてフィンクスの所に倒れ掛け
フィンクス
シャルナーク
フィンクス
と言っては、フェイタンを軽々抱きかかえ、洗面所に向かい
フェイタン
フィンクス
フェイタン
顔を少し水で濡らし、軽くうがいをして
フィンクス
と、フェイタンの額に手を当て
フェイタン
フィンクス
フェイタン
フィンクス
シャルナーク
クロロ
フェイタン
シャルナーク
フェイタン
クロロ
フィンクス
シャルナーク
結果、看病順はフィンクス→クロロ→シャルナーク→マチ→パクの順になった
シャルナーク
シャルナークの言葉にみんなが耳を傾ける
シャルナーク
マチ
パク
次々に旅団のみんなが言っていく
カルト
シャルナーク
カルト
クロロ
カルト
シャルナーク
クロロ
と、フェイタンの部屋へ向かい
コンコン ッ と 2回ノックし 、フェイタンの部屋に入る
シャルナーク
そこには、合間無く咳をし続けるフェイタンと、その薄い背中を摩るフィンクスの姿があった
パク
フェイタン
フィンクス
シャルナーク
マチ
と、マチは部屋から出て行き
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
クロロ
シャルナーク
パク
その間もフィンクスはフェイタンの背中を摩り続け
フェイタン
クロロ
フィンクス
シャルナーク
しばらくして、マチが戻ってきた
マチ
シャルナーク
クロロ
フェイタン
シャルナーク
クロロ
シャルナーク
パク
シャルナーク
フィンクスがフェイタンを支え、シャルナークが薬と水を持って
シャルナーク
フェイタン
軽く噎せたが、ようやく飲み終え
クロロ
フェイタン
疲れて眠ったのか、意識を飛ばしたのか、ぐったりと動かなくなり
シャルナーク
フィンクス
シャルナーク
フィンクス
クロロ
と、シャルナーク以外は部屋から出ていき
フィンクス
フェイタンの部屋を出てしばらくして、フィンクスが壁にも垂れながらずるずるしゃがみこみ
フィンクス
クロロ
パク
フィンクス
一方部屋では
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
みるみるフェイタンの顔が赤くなり
シャルナーク
フェイタン
急に大声出した事によって、頭に血が登り少し貧血気味なってふらつき
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
フェイタンは横になり、シャルナークは本を読み初め
しばらくして、夜になり
コンコン ッ と 、 ドアをノック、クロロが入ってきた
クロロ
シャルナーク
クロロ
シャルナーク
クロロ
シャルナークが部屋から出ていき
フェイタン
クロロ
フェイタン
クロロ
と、少し、クロロが悲しそうな顔をすると
フェイタン
クロロ
シャルに言いにクロロも出ていき、部屋にはフェイタン1人になり
フェイタン
と 、 小声で 独り言を言い、それをドアの向こう側で聞いていたフィンクスが顔を赤くした
しばらくして、クロロか戻って来た
クロロ
フィンクス
クロロ
フィンクス
フェイタン
クロロ
フェイタン
起きたばかりで呂律が回ってない様子のフェイタン
フィンクス
クロロ
フェイタン
クロロ
フィンクス
クロロ
フェイタン
と 、 口を開けて待機するフェイタン
フィンクス
自分でやってて恥ずかしくなり、顔が赤くなっていった
フェイタン
クロロ
フェイタン
フィンクス
フェイタン
少し、顔色が悪くなっていくフェイタン
フィンクス
ゆっくり、フェイタンの薄い背中をトントンと 、 優しく叩く
クロロ
クロロ
フィンクス
袋をバケツに掛け
クロロ
フィンクス
部屋を出て、したに降りていくクロロ
フィンクス
フェイタン
フィンクス
フェイタンの顔色は、青を通り越して、白くなっていた
フェイタン
フィンクス
片手でバケツを持ち、もう片手でフェイタンの背中を摩り
ガサガサと音をたてる袋、 止まらない、フェイタンの嘔吐
フィンクス
フェイタン
フィンクス
フィンクスの声に、部屋に向かってくる無数の足音 ガチャ
シャルナーク
クロロ
フィンクス
フェイタン
シャルナーク
クロロ
シャルナーク
ずっと、オロオロするフィンクス
フェイタン
シャルナーク
フェイタン
フィンクス
フェイタン
フィンクス
フェイタン
シャルナーク
フェイタン
クロロ
シャルナーク
クロロ
シャルナーク
点滴に、解熱剤、吐き気止めを入れ
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
少し体が強ばり
フィンクス
フェイタン
シャルナーク
シャルナーク
フィンクス
シャルナークが部屋から出ていき
しばらく、フェイタンが寝ていると、マチが入って来た
マチ
フィンクス
少し、名残惜しいそうにフェイタンを見詰めながら、部屋を出ていき
マチ
フェイタン
マチ
フェイタン
マチ
フェイタン
寂しそうに、ドアを見詰める、フェイタンを見て、マチが (こいつもわかりやすいわね ) と 思った
マチ
フェイタン
マチ
マチがフェイタンに体温計を渡し、少しして、体温計が鳴ってマチが受け取ろうとする前に、 フェイタンが消してしまい
マチ
フェイタン
流石に、熱で頭が朦朧としていて、万全なマチには適わず体温計を奪われ、もう一度ボタンを押して、確認し
マチ
マチが確認した、体温計には、38.9とかかれていた
フェイタン
マチ
マチの圧に負け、しぶしぶ寝たフェイタン
しばらくして、夜中の1時くらい コンコン ッ と 、 ドアのノック音が聞こえる
パク
マチ
パク
マチ
マチ
パク
マチ
そー言って、マチは部屋から出ていき しばらくして、パクノダも少し寝ていた頃、誰かの苦しそうな声で起きた
フェイタン
パク
起きるのもしんどいのか、仰向けに寝たままずっと咳をし続け、パクノダがゆっくりフェイタンを起こし
フェイタン
キツく目を瞑ったまま、口元とみぞおち当たりを押さえ、顔色は悪く白くなっていた
パク
フェイタン
パク
袋がかかったバケツを出し
フェイタン
嘔吐くばかりで、内容物はほとんど無かった
パク
フェイタン
涙目になった顔で頷き
パク
フェイタン
パク
優しい声色で、背中を摩り
フェイタン
、 はぁっ … 、 げほ ッ
びちゃびちゃと、音を立て、かさが増していき
パク
フェイタンの頭を優しく撫で
フェイタン
パク
段々、眠そうになって行き、フェイタンを横にして
パク
ゆっくり、眠りについた
朝になり、8時頃
コンコン ッ 、 と ノック音がなり
シャルナーク
パク
シャルナーク
まだ、寝ているフェイタンを置いて、少し下に降りた
シャルナーク
パク
シャルナーク
フェイタン
シャルナーク
パク
部屋で寝ていたはずのフェイタンが出てきたのだ
シャルナーク
フェイタン
フィンクス
フェイタン
フィンクス
シャルナーク
フィンクスは、自分の上着をフェイタンに着せ
フェイタン
シャルナーク
フェイタン
小さく頷きながら、本を開いた
シャルナーク