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私は白血病と言う難病を患っていて
小さい頃から外に出たくても出られなかった
治療やリハビリをしても一向に治らず悪化していくばかり
えと
えと母
えと
この病気のせいで私は皆に心配させていた
でも私に未来は無い
医者からも言われた
「近いうちに亡くなるでしょう」
だから私は残りの時間を皆に費やすことにした
どんだけ身体中が痛くても
吐き気がしても
迷惑をかけたくないから___
私は高校1年生をなんとか乗り越え
2年生になった
リハビリも入退院も、何回も繰り返して
やっと学校に来れた
女1
女2
女3
男1
男2
えと
またみんなに心配させちゃった……
迷惑かけちゃダメって……決めたのに
私は嫌悪感にずっと包まれていた
キーンコーンカーンコーン……
先生
5限の始まりの鐘が鳴った
1年の頃は何回か来れてたけど……
2年生になってくるの初めてだし……
誰が誰かわかんないや……
私がそう思っていると
隣の男の子がじんまりと私を見詰めてきた
……え……なに……?
私なんか顔についてるかな……?
先生
先生の合図と共にその男の子は私に話しかけに来た
ゆあん
えと
ゆあん
……/ /
君に出会ってから私の人生の歯車は大きく動いたのかもしれない
ゆあん君とのあさんとじゃっぴと遊びに行って
帰りの時____
私はずっと余韻に浸っていた
初めて友達とこんな長い時間遊べた
嬉しい……
私は嬉しさの気持ちが溢れて
本音をつい口にしてしまった
えと
ゆあん
や、やばっ!!//
つい本音が……
私はあまりの恥ずかしさに別れを切り出してしまった
えと
えと
ゆあん
えと
「またね」
たった一つの短い単語が私はとても嬉しかった
私は難病だからいつ死ぬか分からない
明日があるのかさえ分からない
なのにゆあん君は「またね」って言ってくれた…
明日も……会えるんだ……
嬉しい……
えと
私もゆあんくんに合わせてまたね、と言った
本当は
”やっぱもうちょっと一緒にいたい”
なんて……死んでも言えない
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