析空ちゃん
〜析空ちゃん過去編〜
この1話で終わりますっっっ
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
私は期待されて育ってきた
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(4歳)
私には好きなことがあった
……でもそんなこと、お母さんに言えない
怒られちゃうから
析空ちゃん(4歳)
私はアクアリウムを見るのが好きだった
お母さんは学歴にコンプレックスが あったみたい
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(4歳)
先生
クラスメイト
析空ちゃん(6歳)
勉強すればお母さんも喜ぶし、褒められるからやった
6歳の時、お母さんに内緒で金魚を飼ってた
3匹くらいだったかな
お小遣いも少ないし、バレないようにするのも大変だったけど
それでも好きなものが毎日見れるからよかった
析空ちゃん(6歳)
析空ちゃん(6歳)
でも、
バシャッ
析空ちゃん(6歳)
析空ちゃん(6歳)
ノートを濡らしてしまった
勿論、お母さんにバレてしまった
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(6歳)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(6歳)
そんなこと言われとこなかった
そうして金魚は、
捨てられてしまった
析空ちゃん(6歳)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(6歳)
その時からだったかな
ずっと友達も作らず
勉強に没頭してた
析空ちゃん(8歳)
クラスメイト
クラスメイト
そんなこと言われてたけど
私にはどうでもよかった
析空ちゃん(8歳)
でも、
そんな私に唯一話しかけてくれる子がいた
美海
析空ちゃん(8歳)
美海
析空ちゃん(8歳)
美海
美海
析空ちゃん(8歳)
……みな、ちゃんだったかな
私に話しかけてくれてた
美海ちゃんとの日々は楽しかった
美海
析空ちゃん(8歳)
美海
析空ちゃん(8歳)
そんなある日
美海
析空ちゃん(8歳)
美海
析空ちゃん(8歳)
美海
析空ちゃん(8歳)
これだけ耐えてきたんだ、お母さんも認めてくれるはずって思ってた
析空ちゃん(8歳)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(8歳)
析空ちゃん(8歳)
星夜川 良空(らく)
星夜川 良空(らく)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(8歳)
星夜川 良空(らく)
星夜川 良空(らく)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(8歳)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(8歳)
星夜川 良空(らく)
析空ちゃん(8歳)
その時に私の心は
完全に壊れてしまった
……美海ちゃんとも、話さなくなってしまった
析空ちゃん(10歳)
美海
クラスメイト
美海
析空ちゃん(10歳)
析空ちゃん(4歳)
析空ちゃん(6歳)
析空ちゃん(8歳)
析空ちゃん(10歳)
析空ちゃん(12歳)
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
私は七夕のある日に
星で出来た天の川の夜空に祈った
析空ちゃん
"来世は幸せになれますように"
析空ちゃん
バシャンッッッ
析空ちゃん
析空ちゃん
楽になれる
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
析空ちゃん
余談ですが
析空ちゃんの析は
祈るという漢字と
少し違います
これは析空ちゃんの願いが叶わなかったことを暗示してます
誰か変えてくれるんでしょうかね笑
コメント
3件
なんだか、こういう家にだけは生まれたくないや……。俺、こう見えて友達多いので……