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16 - 『花言葉』 桃赤

♥

530

2020年07月27日

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桃赤

『花言葉』

俺には幼なじみがいる

小さい頃からよく遊んでて

俺の隣はずっとあいつだった

けど

中学生になり

それぞれ友達が出来て、

話す回数が減っていった

高校も一緒だったが

お互いに興味はないらしく

ほとんど話すことは無かった

そんな君が

交通事故にあった

居眠り運転だってらしい

一命は取り留めたが

今は意識不明で

ずっと病院のベッドで寝ている

俺は、

お見舞いには全く行っていなかった

もうあいつには興味なんてなかった、し

めんどくさかった

けど親にしつこく言われ

これから花を買いに行くところだ

カランコロン…

おわ…種類ありすぎだろ…

あいつ、なんの花が好きなんだ?

……とりあえず

適当に…

事故から1ヶ月

担当医がこう言った

「この一週間で、赤さんが起きなかったら」

「もう…、」

その時、目の前が真っ暗になった

あいつのことなんて、興味無いはずなのに

失いたくなかった

俺のたった1人の幼なじみ

生意気で

猫かぶりで

かまちょで

でも

かわいくて

人一倍頑張り屋で

すっごく優しくて

それから俺は

毎日赤の病室に通った

ベッドに横たわる赤を見ながら

ただ微笑んでいた

けれど

赤が微笑み返してくれることはなかった

ついに日曜日が来てしまった

赤の体はどんどん冷たくなってゆく

俺は赤の手をぎゅっと握り締め

泣きながら言った

起きてくれよ…

俺…

お前の好きな花も、まだ知らないんだよ…っ、

すると

赤がうっすらと目を開け

今にも消えそうな声で

俺の目を見て言った

おれの好きな花ね…

スイートピーって言うの…っ

ピーーーーー

静かな病室に響くのは

機械音だけだった

スイートピー

『私を忘れないで』

花言葉ハマった

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コメント

22

ユーザー

ブクマ失礼します!

ユーザー

あ、神…… ブクマ失礼します!

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