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優人がここに来た。 やはり、あいつには怯えているし、恨みも持っていそうだ。

優人

......

理央

...優人。

優人

んだよ。

優人

落ち着いてってか?落ち着いていられるかよ!
俺の家族は殺され、意味のわかんねえところまで来て、

優人

あいつはやばそうだし....

優人

出口も見つかんねえし...

優人

最悪だ....

理央

...私は...今の優人と同じような状況で50年もここにいる。

理央

だから、落ち着かないのもわかるし、私だってあいつを恨んでる。

優人

...

優人

そうだよな。お前だって辛いよな。

理央

うん、だから今すぐ落ち着かなくてもいい。

理央

一緒にここを出よう。

優人

でも、どうやって...

理央

ここには、監視カメラがない。

理央

特にそういう防犯は無くて、あいつが脱出しようとした人間を感知して始末しているらしい。

優人

あいつの能力がやばいから?

理央

そう。

理央

でも、少し前に奴隷にされていた人間が、上手くあいつを交わして外に出たらしい。

理央

まあ、星からは出られなくて、始末されちゃったみたいだけど。

優人

なるほど...

理央

あと、優人。

理央

ここから出るまでは、ここのテストや能力アップの特訓はやった方がいい。

理央

能力のスキルが低い人は殺されてしまうかもしれない。

優人

本当にあいつは理不尽だな。

理央

じゃあ、部屋に戻ろっか。

バタン

理央

...

優人を死なせることは絶対にしたくない。

久しぶりに知人と会えた嬉しさが、ずっとあって、

そんな大切な人をあいつのせいで失うならば、

その場で私も死んでしまいたい。

理央

絶対に...また地球で、

理央

今までどうりに暮らしたいなあ...

優人が来て、一週間ほどが経った。

理央

(大丈夫かな...)

どんなときも優人が心配になる。

私よりもここにいる年数が短いし、

いろんな人を失って、死にたくなっていないだろうか。

優人

理央!

理央

!な何?

優人

あの、これ...

理央

えっ....

優人が差し出してきたのは、青色のネックレスだった。

優人

能力を使って作ったんだ。
何かあったら、これで俺をどこにでも呼ぶことができる。

優人

俺さ、地球に理央がいなくなったときに、なんとなくここに居る気がしてたんだ。

優人

それで、きっと知らない奴ばっかだし、あいつも居るし、ずっと心配で...だからこれを作ったんだ。

なんて、人思いの人なんだろう。

守らなきゃいけない人ができてよかった。

理央

ありがとう。

理央

なら、

ポワッ...(理央の手が光だす)

優人

!!

理央

...はい。あげる。

私も彼にみどりのネックレスをプレゼントした。

理央

これで優人も、私をいつでもどこでも呼んで頂戴。

理央

私にくれたネックレスと連動してるから。

優人

あ、ありがとう。

優人

俺ちょっと希望が見えてきたよ。ニコ

理央

よかった。笑ってくれて。ニコ

ああ、この場所が地球だったなら、

七つの光は交差する

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