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コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！
いつか絶対また 会おうね！！
“約束だよ！”
そうやって君と 最後に言葉を交わしたのは
いつだっけ
俺の学校生活は最悪といっても 過言ではないだろう
教師
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教師
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屋上をこれ程に嫌う人は いるのだろうか
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重い足取りで屋上へ向かう
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ガシャンｯｯ
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ガチャンｯ
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通話
00:00
店長
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店長
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通話
03:07
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ガチャン…
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そんなくだらないことを 考えながら帰路につく
ボロくて古いアパート
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誰もいない家に声をかける
コンビニで買ったおにぎりを 一人で食べる
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幼少期はごくごく普通の家庭だった
しかし、小学生時代に 両親とも事故で入院してしまった
そこからは一人暮らしだ
…全てが変わってしまったのは いつからだろうか
一年前…
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女子生徒
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女子生徒
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あの子に告白したのが 全ての始まりだった
数日後
上級生
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上級生
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上級生
上級生
女子生徒
次の日から地獄が始まった
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次の日学校に行くと クラス中に噂が広まっていた
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俺の机の上には花瓶があった
机の中に入れていた教科書は 全てゴミ箱の中だった
教師はそれを見て見ぬふりを続けた
俺から友達はいなくなった
そこから まさに地獄と 言える今の生活が始まった…
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今日見たあの川から 飛び降りるのだ
別にあいつらに後悔して ほしいわけじゃない
ただ…もう疲れたのだ
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この晩 俺は枕を濡らした
今日も憂鬱な一日が始まる
けれど“今日で終わる” そう考えたら少し心が軽くなった
ただ“あいつ”との 約束が守れなかったのだけは 気がかりだ
今でも鮮明に思い出せる
“約束だよ！”
自分の人生の中で一番 輝いていたあの時のことを
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教師
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教師
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教師
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休み時間
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放課後
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バンッッ
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ピシャンｯ
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ttには知られたくない
ttの前だけでも あの頃のままの俺でいたいから
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俺と関わったらttもどんな目に あうか分からない
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嘘がバレてしまう前に
俺の決心が揺らいでしまう前に
一刻でもはやくこの場を 立ち去らないと
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薄々気づいているのだろう
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パァーンｯｯ
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俺に会うために こっちに来た？
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ttが俺を必要としていた 事実がまだ受け止めきれない
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トパーズのような濡れた瞳が 真っ直ぐに俺を見つめる
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それから俺は全てを ttに打ち明けた
誤解によりいじめられていて 精神がもう持たなかったこと
だから今日で全てを終わらせに しようと思っていたこと
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何故だろう 心の奥が 暖かい
君と一緒にいるからだろうか
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そんなことを言うけれど 君の体温に安心してる自分がいる
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君といると何故か自然に笑みが 溢れてくる
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嬉しいんだよ
君とまたこうして出会えて
俺をあの地獄から連れ出してくれた
そして…
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次は～終点～ ◇◇駅～ ◇◇駅で～す
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君となら大丈夫
何故だか そう思えた
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“約束！！”
『シロツメクサの約束』 完
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つらら
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つらら
つらら
つらら
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