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灯火
年齢詐称 あり 異世界 あり
理解ある方のみ、お読み下さい
hlt
mtk
ryk
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若井side
病室に冬の乾燥した空気が入り込む。
窓を閉めても、やっぱり冬は寒い。
朝食後の薬。…飲んだって治らないだろ
俺はもう、正直諦めてる。
下手に生き延びようと もがいたって、 人間 死ぬのは死ぬ。
それが少し早まっただけだろう。
ただ、、死ぬまで痛みに耐えるだけ。
hlt
気を紛らわすため、窓に目を向ける。
枯れ葉をぶら下げた楓の木を見つめる。
「あの葉が全部落ちたら俺も死ぬね」
なんて思ったり、思わなかったり…
家族も、友達も…誰も見舞いには来ない
「末期」と言われたときから、 誰も来なくなった。
そんなもんの存在なんだよ、俺は
スーッと冷たい風が体を覆う。
窓は閉まっているのに…
hlt
扉の開閉音も、足音も、 何も聞こえなかった。
なのに、なんで人がいるんだ…
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大森side
気付かれないように、、 ていうか気付かないか、笑
気配をなるべく消して「貴方」に近付く。
hlt
あぁ、驚かせちゃった
「はじめまして僕は「貴方」を
お守りする様 雇われた精です
hlt
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怖がって、ナースコールを呼ぼうとする 「貴方」の手に、自分の手を添える。
「呼んじゃ駄目だよ」の意味を込めて…
hlt
怖がらないで 「貴方」が最近
笑えなくなってきたっていうから来たよ
hlt
あまり信じて貰えないみたいだから、 僕はほんの少しだけ、力を使った。
そっと、「貴方」の胸に触れる。
hlt
「灯りを点けるよ」
hlt
ほんのりと、「貴方」の胸が橙色に光る。
キミに笑って欲しいが為に
hlt
その光が亡くなってしまう時
それは僕が消える時だ
hlt
「火を灯すよ」
僕は不器用に微笑みかける。
キミが陰に覆われぬ様に
貴方が陰に覆われてしまう日は そう遠くないのだから
hlt
mtk
おかしいな、他の人間はこの光を見ると 「綺麗だ」と喜ぶのに
街が光った様に見えた
綺麗に光った様だった
綺麗に光った街でキミだけは
mtk
hlt
笑いはしなかった
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若井side
彼はmtkという名前らしい。 自ら「精」と言っているけど…
信用出来るかよ。
一週間後、集中治療室に移動となった。
死(陰)に近付いてるのが実感できた。
どうでもいいけど
hlt
ただ痛みから、苦しみから 早く解放して欲しい。 それだけだった。
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大森side
しばらく「貴方」と過ごしているけれど
「貴方」が笑顔を見せる事は無かった。
なんでかな、、 華だって、光も見せた。
まるで、死(陰)を受け入れてるような
何を試しても 僕は「貴方」を
笑顔にする事は出来なくて
hlt
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hlt
mtk
hlt
mtk
hlt
mtk
hlt
mtk
hlt
hlt
悲しまないで 何もそんなに
hlt
mtk
hlt
独りで苦しまなくてもいいじゃないか
hlt
hlt
hlt
mtk
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「酸素マスク急いで!」
「若井さーん、聞こえますかー」
「容態の悪化が早すぎる…」
「ベッド開けてー」
hlt
「大丈夫ですよー、無理しないでー」
痛いのは もう懲り懲りだ。
hlt
でも、まだ死ぬには早い気がしてきた
怖い、怖い、
hlt
mtk
灯りは弱まる一方で
別れも近づく存在です
mtk
この光が亡くなってしまう時
それはキミとのバイバイだ
mtk
薬の副作用で、耳が聞こえずらい。
モヤが架かっていて、どうにも…
ふと、手にほんのりと温かみを感じる。
hlt
mtk
mtk
hlt
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大森side
もう、耳も聞こえずらいのかな
最後に存在だけでも分かるように、
静かに手を握る
hlt
良かった、まだ感じれている
mtk
hlt
「云える事は言っておこう
キミの耳に届くうちに」
hlt
何故か俯いた様に見えたよ
mtk
アレが光った様だった
mtk
hlt
何かが動いた様だったんだ
嗚呼 もうバイバイだ
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「初めまして 僕は『貴方』を
お守りする様 雇われた精です
怖がらないで 『貴方』が最近
笑えなくってきたっていうから来たよ」
「灯りを点けるよ」
キミに笑って欲しいが為に
その光が亡くなってしまう時
それは僕が消える時だ
「火を灯すよ」
キミが陰に覆われぬ様に
街が光った様だった
綺麗に光った街で キミだけは
笑いはしなかった
何を試しても 僕は「貴方」を
笑顔にする事は出来なくて
悲しまないで 何もそんなに
独りで苦しまなくてもいいじゃないか
灯りは弱まる一方で
別れも近づく存在です
その光が亡くなってしまう時
それはキミとのバイバイだ
「云える事は言っておこう
キミの耳に届くうちに」
何故か俯いた様に見えたよ
アレが光った様だった
何かが動いた様だったんだ
嗚呼 もうバイバイだ