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チクタクチクタク…… 僕は時計の音で目を覚ます 重い体を無理矢理動かす
はあっ……
出る言葉もなく ただため息を着く
2人で寝る様のベットには もう 相手なんか居なくて
あぁ、今日も遅くなりそうだと 朝から思い気分になる
いつ帰ってくるのかな
呟いてみたりしても 僕の言葉は虚しく響くだけ
ちゃんと寝てくれてたら 良いんだけど
忘れもしない あの日の事
タク:なあ、
どしたの?
タク:俺ら1回やってみない?
タクの表情 タクの動きから 何をしようと言っているのか わかってしまう
嫌だよ 男だし
タク:食わず嫌いはダメやなぁ
意味わかんないし
タク:なぁ、1回俺の食べてみ?
気持ち悪い
タク:そっか
徐々に体が熱を持ち始める
はあっ はぁ……
運動もしていないのに 荒くなる呼吸 それに、とても暑い
タク:どした?
変に思われる それは嫌だから落ち着こうとする
気を沈めようとすればする程 なんか、体がモゾモゾする 服を着ていること自体に 不満を持ち始めてしまう
タク:ふふっ……
気がついた時には遅かった
僕はタクにはめられていた 飲んだジュースに ♡薬を混ぜられてたのだ
頭は拒んでも 体は求めている
そのまま僕はタクにされるがまま 朝を迎えたあの日
あの日以来 タクはおかしくなった
それは僕も同じだ
タクは夜に僕とすることをして 夜中に出ていく そして朝から昼頃に戻ってくる
タクからは甘い匂いがしている きっと女の人と遊んでる その後仕事をして帰ってきて 自室にこもったまま出てこない
でも、夕方には出てくる ご飯を食べるため ……僕とするため。
タクが寝れてないことを 僕は心配している
僕のせいだったらどうしようかと
タク:ただいま…
おかえりっ
タクのクマはまた濃くなってる
タクがこもる前に 僕はなんとか声を絞り出した
僕ら……もうやめよ
タク:はっ?
もう嫌だから
僕のせいでタク寝れてない
タク:いつお前のせいだと言った?
言われてないけど……
タク:なら、いいじゃん
本当に言いたいことは きっとタクを怒らせる
でも、捨てられてもいいや
何かが吹っ切れた そのまま言葉に表していく
タク女の人いるでしょ?
何も言ってこない
予想はしてたけど ズキンと胸が痛くなる
僕は必要ないでしょ?
ここで「うん。」と 言ってくれれば 僕もタクも解放される
タク:はぁ……何言ってんの?
タク:勘違いしてるけど
えっ………?
勘……違い?
予想もしていない言葉に驚く 戸惑うことしか出来ない
タク:俺遊びに行ってないし
タク:ネットカフェに行ってんの
タク:そこの匂いが甘いわけ
タクは続けて 行く理由は………やっぱなんでもない そう言って戻ろうとした
まって!
ちゃんと最後まで言ってよ
タク:お前の事壊しそうだから
顔を真っ赤にさせて 目を逸らしてくる
壊しそう………? 答えは決まっている
思う存分壊してよ……!
タク:もう知らねぇからな
チクタクチクタク… 時計の音で目を覚ます
また居ないんだろうな そう思って出ようとすると 違和感に気がつく
握られている手
その主はもちろんタクで ぐっすり眠っている
毎日しようね…
僕はいつでも タクの睡眠薬になってあげるよ
❦ℯꫛᎴ❧