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〖 菫 〗

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〖 菫 〗

2 - 〖 菫 〗

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2022年06月15日

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春風ってね..花を綺麗に
見せてくれるんだよ

だから、春風と花は2人で1つ
みたいな感じなの

学校の屋上..校内では数少ない 立ち入り禁止エリアに

わざわざ俺を呼び出した クラスメイトの 『篠田菫』(しのだスミレ)

扉を開けると開口1番に そう言った。俺には一瞥もくれず

その視線は迷いなく 中庭の花壇に目を向けた..

国見

俺には見ても何も
感じない..

そう言うと..彼女は呆れた顔で 溜息をつき、視線はそのまま 俺の言葉を否定した。

もぉー..分かってないなぁ笑

君には春風が感じないの?笑

そしてお花も笑ってる..

国見

...?

国見

花が笑ったの?

...うん

俯きながら答える彼女の 言葉を無視するようにぶっきら棒に 話を逸らした。

国見

それで何で俺がこんな所に
呼び出されてるの?..

国見

屋上って立ち入り禁止
だよね...

...( -ω- `)フッ

それがですねー

私に限っては
そうでもないんだなぁ

彼女は自信満々の笑みをた堪えて 指をクルクルと振り回した。

国見

それは...

国見

鍵...?

そう..!

私は天文部だから唯一屋上に
出ることが許されてるんだ

国見

天文部..?それは星じゃないの?

そうだよ?でも
植物部が無かったから屋上から見れる天文部にしたんだ...笑

国見

そうなんだ..

国見

だったら部活の邪魔をしたよ..

俺がくるりと背を向けると 彼女が慌てたような声を出した

ちょいちょい!待ってって!

君は私に話しがあるんでしょうが!

不思議な言い草だ。 自分から呼び出したくせに、俺から話しがあるなんて..

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