昨日、まろから大事な話があると連絡があった。
ちょうどみんなで集まる日だったこともあって、メンバーみんなで会議しようと伝えた。
まろから大事な話があると言われたのは初めてのことで内心、ちょっと焦っている。
No.1
大事な話ってなんだろーねー?

No.2
ね〜!

No.3
な!まろからそんなの初めてちゃう?

No.4
ん〜、悪い話じゃないといいけど…

No.2
あにきがまだなのも関係してる…とか?

No.1
確かに…

No.3
ゆうくんが遅刻って珍しいもんなぁ…

No.4
お!

No.1
きた?

No.5
うぃーす
遅れてすまんな

No.3
全然大丈夫やで、

No.6
…

No.2
あにき…?

No.1
…?

No.4
…とりあえず、会議始めるか!

No.3
う、うん!

No.2
はぁーい!

あにきが何も言わないのはほんとに珍しく、会議中も心ここに在らずでぼーっとしていた。
とりあえず、今後の活動について話し合い、一通り終わった時、
まろが話し始めた。
No.5
あ、すまん
ちょっと最後にええか?

No.6
ビクッ

No.1
あ〜

No.4
昨日言ってた大事な話…?

No.5
おう

No.2
なになに?

No.3
ゆうくん?
大丈夫…?

No.6
お、おう…!
そ、そのっ

No.5
…
大事な話ってのは、あにきの事なんやけど、とりあえず本人から話聞いた方がええかと思って、俺から大事な話があるとだけ伝えておいたんやけど、
あと、今日遅れたのも関係しとるから、

No.1
(あにきがこんなビクビクしてるのなんか初めてじゃない…?)

No.2
(ほんとに何があったの…?)

No.3
まぁ、じゃあゆうくんから…

No.6
……その、な…えと、

No.4
…あにき、大丈夫…?

No.6
っ…あ、……ちゃ、ちゃうっ
うぁ…ごめんなさっ……グスッ
俺のっ…俺のせいやっ…カヒュッ…
ヒューッ…ゲホッ……

No.5
っ

No.1
え…!

No.2
ちょっ

No.3
ゆうくんっ?

No.5
あにきー?
大丈夫!大丈夫やから!
深呼吸して…?

No.4
ご、ごめんっ…俺なんかした…?

No.5
ないこ、すまん、大丈夫!
ないこがなんかした訳ちゃうねん
ちょっと俺から先に話しとくべきやった…

No.6
ゲホッ…ヒュッ……ハァ…ゲホッ…ゴホッ…

No.5
落ち着いた…?

No.6
グスッ……コク

No.1
…

No.2
…

No.3
(ゆうくんってこんなに細かったっけ…こんなに…小さかったっけ…俺らがずっと見てたのはでかい背中だった…それがこんなにっ…)

No.4
まろ、話して

No.5
スッ

No.4
??

No.5
これ、あにきのスマホ、
DMを見たらわかる

No.1
は…?

No.2
っ…

No.3
な、なんやねん…これ

No.4
まって…なに、これ

No.5
あにきはっ…
ずっとこれに耐えて活動続けとったっ
俺は、俺らはそれに気づかんかった…やから今こうなっとるっ…

No.2
こんなっ…

No.1
あにきっ

No.3
ゆうくんっ!

No.4
なんで気づかなかったんだろっ

No.6
みん、なが悪い訳ちゃうっ…
俺が弱いからっ…俺が悪いねんっ
みんなにどんどん追い抜かれてっ…俺だけ進めんくてっ…グスッ…みんなにっ…迷惑だけはかけとうなくてっ…

No.4
っ…ギュッー

No.1
ギュッ

No.2
あにきっ!ギュッー

No.3
ゆうくん…ギュッ

No.4
あにき、俺たちは、この6人じゃなきゃいれいす続けてないよ…?
この6人だから、6人目があにきだから、続けてこれたっ!…だから、いつでも頼ってええよ?

No.1
最年少で、頼りないかもだけどっ
ちょっとは頼ってほしい!
あにきは、いつも優しい、俺のお兄ちゃんだよっ?

No.3
ゆうくん…俺はゆうくんのことほんまのあにきやと思っとる。
いつも、頼ってばかりやったっ…
気づけんくてごめんっ…グスッ
辛かったよなっ…
もう大丈夫やからっ!

No.2
あにきっ…
僕もいつも優しいあにきに頼ってたっ…ごめんっ…
僕のこと面白いって言ってくれて、楽しいって言ってくれて、ほんとに嬉しかったっ!!
だから、今度は僕があにきを守るからっ!いつでも頼ってほしいっ…

No.5
あにき、昨日、俺が言ったこと覚えとる?こいつらも、同じこと言っとるやろ…?大丈夫。俺らならどこえでも突き進める。やから、あにきが1人で抱え込む必要はないんやで!これから、俺らと一緒に解決してこ…?

No.6
グスッ……すまんっ…
ほんとはっ…怖かったっ…
ずっとっ…ずっと…怖かってんっ
やから、

No.6
助けて欲しいっ…コテッ

No.5
…ナデナデ…

No.4
っ…

No.1
まろ、

No.2
きのう、何があったの…?

No.5
…

No.5
急に、あにきが俺ん家に来たんよ。何も連絡なしに。
やから、なんか変やと思って聴いてみたら、「俺っていれいすに必要…?」って聞いてきてさ、

No.3
っ…

No.4
そっか…

No.5
あのDM見た時はほんまに震えた。
なんであにきだけ…って

No.1
こんなん、あにきが完璧だから嫉妬してるだけだっ

No.2
なのにこんなに追いつめてっ

No.4
…

No.3
出るとこ出なあかんのちゃう…?

No.4
あにき、寝てる?

No.5
おう、ぐっすりや。
疲れとったんやろな…
くまも凄いし、何より痩せたし、

No.3
そうやんな…

No.2
こんなあにき初めて見た…

No.1
俺も…

No.5
とりあえずベットに寝かせてくるな?

No.4
お願い

No.3
で、ないちゃん、なんか策があるんやろ?

No.2
え?

No.1
そうなの?

No.4
配信するぞ

子供組
…は?

No.3
え?!
配信…??

No.2
な、なんでよ!

No.4
俺に任せて。

No.3
ま、任せた…

No.1
っ…(ないちゃんガチギレだ…)

No.2
まぁ、ないちゃんだから大丈夫だよね…

俺らのあにきを傷つけて、
そんままにしておく訳ねぇだろ。
まじで許さないからな。
No.5
配信したんか…?!

No.1
…ないちゃんこわ…

No.2
やばかったね…

No.3
まぁ、当然やろ

No.4
ふぅ…
あにきは寝てるよね?

No.5
お、おう

No.4
とりあえず、これで大丈夫だと思うから、あとはあにきにゆっくり休んでもらう。

No.5
…は?!

No.5
解決…したってこと…?

No.4
うん。

子供組
(うわぁ…絶対敵に回したくない)

No.5
じゃあ、あにきんとこ行くか
