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Nakamu視点
昼休み、よく晴れて澄んだ空 屋上にただ一人ポツンと佇む俺
最期位一人になりたかった。
期待されるのも、失望されるのも 押し付けられるのも全部なくなる
もう涙を止める必要も 方法でさえも忘れてしまった。
そっと柵の外に立つと初夏の風が 頬を掠めてふわりと消えていき、 若葉の匂いだけを残していった。
来世でも良いから幸せが欲しい。
だから、だから俺は、、、、
スマイル
Nakamu
入学式で新入生代表挨拶した子だ
あと委員会も同じだっけ、、、、?
Nakamu
スマイル
スマイル
何でそんな怪訝そうな顔するの? 君には関係ない事でしょ、、、、?
Nakamu
僕がここで飛んだら、彼は心に 傷をのこすかもしれない。
、、、、だけどもう耐えられない
来世こそは幸せになりたい何て 幻想と期待を胸に一歩歩みを ゆっくりと、確かに進めた。
、、、、筈だった俺の体は、後ろから 回された腕によって柵の内側に 引っ張られ、床に倒れ込んだ。
スマイル
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
Nakamu
スマイル
スマイル
それからは何一として記憶がない
唯、黒川君のあの何処か悲壮感の 籠った顔が脳裏にこびり付いて 離れようとしなかった
__________________________________スマイル視点
スマイル
、、、、寝てる
そりゃそうか、子供みたいに 泣きじゃくってたし
誰にも相談できなかっただろうし 安心できる場所も無かったろうし
、、、カースト上位のこの人でも 死にたいだなんて思うんだな
そもそも死にたいなんて思う奴は 早々いるものでもないだろうに
そんな奴俺だけだと思ってたのに
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
スマイル
きりやん
きりやん
そう言うなり、先輩であろう彼は 水原先輩を抱えて行ってしまった
_________________________________Nakamu視点
目が覚めた頃には、俺は保健室の ベットに横たわっていた。
ふと時計を見ると、もう既に 夕方の4時を指している様だった
辺りを見回しても、誰もいない。 この空間には俺一人だけだ
Nakamu
ぽろっと口から零れ落ちる様に、 助けを求める様に出た言葉だった
制服のポケットから、カッターを 取り出して、そっと自分の首に あてがう様に刃を押さえつけた。
そのまま横方向に刃をグッと 滑らせる様に動かして行った。
Nakamu
こんなんじゃ死なない、、、、
もっと、もっと切らなきゃ、、、、
もっと切らなきゃ死なないッ、、、
Nakamu
いくら腕を横に引っ張っても ぴくりとも動かない。
やだ、これじゃ死なない、 なんで死なないのッ、、、?
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
Nakamu
きんとき
Nakamu
きんとき
そう言って、きんときは 慣れた手つきで俺の首に包帯を 巻きつけていった。
いつもみたいに、優しくて 暖かくて、繊細なきんときの手で
きんとき
きんとき
Nakamu
きんとき
Nakamu
きんとき
__________________________________スマイル視点
スマイル
、、、聞こえてるわけないよな もう深夜だしあいつも寝てるか
、、、勉強しないと、明日の朝に 持ち越すのは性に合わないし
あいつはどうせ明日の朝宿題 見せろって言ってくるんだろうし
、、、あいつには何があっても絶対 苦労かけたくないから、
双子とは言え、俺はあいつの 頼れる兄でありたいから
俺は頑張らないといけないんだ 頑張らないと生きていけないんだ
、、、、俺は頑張らないと生きてちゃ いけないんだから。