テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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ドラベース夢小説

第11話 - 11話「お前がいいなら。」

2023年10月29日

#ドラベース夢小説

#第1話

千冬のセコム（大会開催中！）

莉央

どもども〜！

莉央

莉央ちゃんです！

莉央

ドラベース夢小説続きだよ〜！

莉央

それじゃ

莉央

いってら！

莉杏

…ん…

ヒョロ

ん、おはよ

莉杏

おはy…

莉杏

…。

莉杏

（何でヒョロちゃんが隣にいるんですかね？？？）

莉杏

（…あ）

莉杏

（うわぁぁぁぁぁぁぁ！？！？）

莉杏

（思い出しましたよ全くもうｯ！！！///）

莉杏

（過去の俺何やってんだよぉぉぉ！？！？）

ヒョロ

ｯあー…

ヒョロ

とりあえず…朝飯食おうぜ。

莉杏

あ…はひ…

莉杏

（…逆になんでヒョロちゃんは冷静なんですかねこの野郎）

莉杏

…めｯｯｯｯちゃ美味かった…

ヒョロ

ん、ありがとな。

莉杏

…え、もしやこれ作ったの…

ヒョロ

俺だけど？

莉杏

うぇぇぇぇあぁぁぁぁぁ！？

ヒョロ

驚き方…

莉杏

え、すんご…やば…え…

ヒョロ

語彙力皆無かよ…

ヒョロ

まぁ…それほど美味いって思ってくれてるんなら、普通に嬉しいけどな。

莉杏

まじ美味かったです。

ヒョロ

あー、うん。ありがとな。

ｶﾞﾁｬｯ

女将さん

2人とも、おはよう！

莉杏

あ、おはようございます。

ヒョロ

おはようございます。

莉杏

あんな夜中に泊めてくださって、ありがとうございます、

女将さん

あらー、気にしなくていいのよー？

女将さん

このまま家に住んでくれてもいいんだからー♪

莉杏

あはは…

ヒョロ

んじゃあ、家まで送っていくぞ。

女将さん

ヒョロちゃん、大事に大事に送っていくのよ！！！

ヒョロ

大事にって…

女将さん

うふふ…。それじゃあね、莉杏ちゃん！

莉杏

ｯ…はい！

莉杏

…いいね、ヒョロちゃん

ヒョロ

…何がだ？

莉杏

女将さんみたいなさ、お母さん的な存在がいて。羨ましいよ。

ヒョロ

…。

莉杏

…あーあ、俺にも昔いたんだけどなぁ。

ヒョロ

…前に言ってた人か？

莉杏

…そうだよ。

莉杏

…いい機会だし、ちょっとだけ話しておくね。

莉杏

…俺が前に言った人…俺はその人のこと、師匠って呼んでたんだけど。

莉杏

両親がいない俺の、親代わりになってくれてさ…。

莉杏

亡くなった両親の代わりに、俺に全てを教えてくれた。

莉杏

…師匠は、俺に"世界"を教えてくれた。

ヒョロ

…莉杏の師匠は、どんな人だったんだ？

莉杏

…師匠は、明るい人だった。

莉杏

勉強も運動もできて、友達もたくさんいて。

莉杏

師匠の友達さんにも、たくさん助けられた。

莉杏

師匠、頭はいいはずなのにボケ役みたいな感じでさ…w

莉杏

それプラス、カリスマ性があって…俺の憧れだった。

莉杏

だから俺は、あの人のことを"師匠"って呼んでたのかもしれない。

莉杏

俺には到底届かないものを…あの人は…師匠は持っていた。

莉杏

あの人がいたからこそ、今の俺がいると思う。

莉杏

まとめると、すごい人だったんだよね。

ヒョロ

…。

莉杏

…前にさ、師匠に"俺のどこが好き？"って聞いたことがあってさ。

莉杏

今思うと、面倒くさい質問だなぁって思うけど…w

ヒョロ

…なんて答えてくれたんだ？

莉杏

"全部"

ヒョロ

…！

莉杏

師匠は、俺の質問に"全部"って答えてくれた。

莉杏

その答えは、軽々しく放ったものじゃなく…あの眼を見れば、本当だって思った。

莉杏

俺の全部を好きって言ってくれたのは勿論嬉しかったんだけど…

莉杏

何より、俺の質問に真剣に答えてくれたのが1番嬉しかった。

莉杏

その日のことは、今でも忘れられない。

莉杏

…っていうのが、あの人の話かな！

ヒョロ

…。

ヒョロ

…なぁ。

莉杏

？

ヒョロ

…もし、もしお前がいいって言ってくれるなら…

ヒョロ

お前の師匠さんのお墓参り…連れて行ってくれよ。

莉杏

！

莉杏

…いいよ、勿論。

莉杏

ｯ…！師匠に自慢できることが増えちゃうね！

莉杏

"友達ができたよ"って。

ヒョロ

…そのときは、俺も一緒に言ってやるよ。

莉杏

ｯありがと！

ヒョロ

…おう！

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