TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
君の隣は生涯俺だけ

一覧ページ

「君の隣は生涯俺だけ」のメインビジュアル

君の隣は生涯俺だけ

1 - どんな君も

♥

1,503

2023年06月28日

シェアするシェアする
報告する

どうも主です…
アカウント移行出来ないのほんとに悔しいです😭こんぱるさんにTwitterで応援してくれてた人いなくなっちゃうの悔しいって愚痴っちゃいました(((

けれど短編の方とか終わらせられそうな方はできるだけこっちで終わらせるつもりなのでまだこっちの茜にお付き合い下さい

はい!今回コンテストに参加していただいた春海暗🌸🌊🏴さんへの作品となっております!

これTwitterにはツイートしたんですけど、両サイドに友達がいる状態でメモ帳にカリカリと内容書いてたんですよねwwすごい至近距離だったのによくバレなかったななんてww

もぉ〜…東京のライブ当たったー!とか言ってる場合じゃないですよね…いや当たったことは嬉しいんですけどこんなことになるなんて思ってなかったので…

しかも今使ってる端末も捨てちゃうのでもうこっちの茜には二度と入れないかと…(´△`)

⚠️注意⚠️ BL nmmn ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 ぱくってません 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶 コメント欄でご本人様のお名前を出すのは御遠慮ください

悠佑

ふあぁ…

If

あにきおはよう

悠佑

ん…おはよう…

朝起きれば、優しそうに微笑んでいる君。ああ、その笑顔が好きだなぁなんて無意識に思う

If

あにき今日用事あるって言ってなかった?

悠佑

あぁ、そうなんよ。準備してくる

If

はーい

今日は後輩と歌の練習に行く日。最近歌い手を始めたらしく、歌を教えてほしいのだとか。俺みたいにバンドっぽい強い歌い方を会得したいのだと何度もDMが来て、その熱心さに俺も火がついてしまったのだ

If

まろもついて行きたいなぁ〜

悠佑

あかんよ?w

If

むぅ〜まろのあにきなのに〜…

悠佑

はいはいw

どっちが彼氏なのだろうかとつくづく思う。俺の事になるとすぐ子供のようにただをこねる。そんな様子も可愛らしくて好きなのだが

If

なんかあったらすぐ連絡してねチュッ

悠佑

なんも起きひんよw

If

わかんないじゃんギュッ

悠佑

んふふっ…愛されとるなぁ

If

当たり前じゃん。それにまだ足りないもん。もっともっと好きって言いたい

悠佑

ありがとう

こうやってかっこいいのも、可愛いのも、俺の事を愛してくれる君が本当に好きだ。まろも溺愛し過ぎだと思うが、俺も大概だな

悠佑

じゃあそろそろ行ってくるな

甘い朝に幕を閉じ、まろの彼女から歌い手、悠佑に戻る。するとまろもそれに対応して

If

行ってらっしゃい、帰る時連絡してね?迎えに行くから

そう言って玄関まで見送ってくれた

後輩

悠佑さん!

悠佑

おお、またせた?

後輩

いや!楽しみすぎて自分が早く来すぎただけです!

悠佑

ほんま?w良かったわw

悠佑

でもカラオケで良かったん?

後輩

はい!全然大丈夫です!むしろあの悠佑さんから指導していただけるなんて!

悠佑

ww俺も大きくなったもんやなぁww

ペコペコとしている後輩を前にして、過去の自分とは大きく変わったなと実感する。昔の俺ではなく、いれいすとしての俺なのだと

悠佑

じゃあちょっと歌ってみ?

後輩

は、はい!緊張する…!

悠佑

力抜かんとあかんよーww

さてどれくらいなのだろうか。歌声は聞いたことがない。けれど高校の頃軽音楽部でボーカルをしていたと聞いたので、ある程度歌えるだろうとは踏んでいる。

後輩

スゥッ

後輩

ー♪!ーーー!!🎶

悠佑

…!

鳥肌が立った。体に電撃が走った。今までこんなことは無かった。歌でこんなに圧倒されたことなんて。1度も

悠佑

才能…

この子には歌の才能がある

誰か聞いてもきっと思うだろう。歌を歌うために生まれてきたような、そう思わされるくらいの歌だった。そしてふと思った

悠佑

まろと似合いそうやな…

後輩

ど、どうでしょうか…

悠佑

めっちゃ良かった!

後輩

ほんとですか!?良かったです!

悠佑

むしろ満点やわ!教えることなんもない!ww

後輩

えぇ!?そんな事さすがにないですよね!?

悠佑

それがあるんよなww

後輩

悠佑さんっていれいすのメンバーとしても活動してるじゃないですか、一番好きなメンバーとかいるんですか?

悠佑

1番!?wいやみんな好きやで?ww

でもその時ふと彼の顔が頭を横切った。そう、まろだ。好きの形は違うけど、Loveとして、恋としての好きはまろしか居ない

後輩

俺Ifさんが1番好きなんですよね〜

悠佑

ぇぁっ、そうなんや…

なんだか複雑だった。おかしいな。リスナーさんに言われてもなんにも思わないのに

後輩

自分Ifさんのリアコなんです

悠佑

えっ…

後輩

だからもしこうやってやってるうちにIfさんとコラボ出来たらいいなって、仲良くなれたらいいなって、そしてもし出来たら…お付き合いさせてほしいって

後輩

こんなこと考えるのキモイっすよねwwわかってるんですけど好きだから仕方なくてww

悠佑

そうっ、なんや…

やだ。やめて。だめ。まろは、まろは…

言え、まろは俺のだって。言わないと。言え。言うんだ。

悠佑

応援しとる

後輩

!ありがとうございます!

いえなかった。そんなこと。だってまろが誰好きになろうとまろの自由なんだから。俺が拒んだらいけない

悠佑

案内早い道のりかもなぁwほんまに凄かった。俺10年くらい歌ってきたけどこんなこと無かったわ

後輩

え!10年歌ってたんですか!?知らなかったです…凄いですね…

するとさっきまであんなに下手に出ていた後輩の目付きが、目の色が変わった

後輩

の割にはあんまりですね

悠佑

えっ?

後輩

悠佑さんの歌声って特徴的すぎるし、力が強すぎて聞けないっすよ俺ww

後輩

まぁそういうのも?必要だと思ったけど、正直今歌って思いました

後輩

俺にはその個性いらない。むしろ邪魔だってね

後輩

ほんと!今日は有意義な時間を過ごせました!ありがとうございました!これから歌い手として頑張らせていただくので応援よろしくお願いします!

そうして、後輩は出ていった

俺は何があったのか理解が追いつかなかった。そして数分後

悠佑

…何が大きくなっただよ…

俺は昔と何一つ変わってない

悠佑

ただいま

If

?あれ?あにき?

If

帰る時に連絡してって言ったやん…

悠佑

あっ…すまん…忘れとった…

帰る道のり。ずっと色んな考えが頭を巡った。自分が大きくなっただなんて自惚れていたことに恥ずかしかった。何一つ変わってないのに、変わったのだと勝手に思い込んでいた自分の馬鹿さ加減に呆れた

If

…なんかあった?

悠佑

は、はぁ!?wあるわけないやろ!?w心配しすぎやww

話せない。だって話したら君はもしかしたら呆れてしまうかもしれない。こんな恥ずかしい自分を知られたくなかった。嫌われたくなかった

後輩のことも考えないでほしかった

数日後

ないこ

スタジオ練習疲れた〜…

If

まろも〜…

りうら

暑〜い…溶ける…

-hotoke-

僕が美味しくいただくから安心して溶けていいよ!りうちゃん!

初兎

お巡りさんこいつです〜

ライブの練習の帰り。駅まで同じだからメンバーで仲良く駅に向かう

悠佑

はぁ…

あれ以来、自分の歌声を聞くのが嫌になった。自分の歌い方が嫌になった。配信で歌枠が出来なくなった。雑談だの、ゲームだの、苦手なホラゲだってやるようになった

歌えない俺は必要だろうか

後輩

あの!

If

後輩

Ifさんですよね!?

後輩

はじめまして!自分こういう者でして!新人歌い手やらせてもらってるんです!

あの時の後輩だった。俺には目もくれず、まろの元へ駆け寄り、自分の名刺をまろに差し出す。それをメンバーも興味津々で見ている

If

へえ…あ、見たことある

後輩

へ!?ほんとですか!?

ないこ

あ!俺も!

If

めっちゃ歌上手いっすよね。ほんと聞いた時びっくりしました

後輩

うぇあ!歌聴いてくれたんですか!?もう嬉しすぎる!

後輩

自分Ifさんが好きで、Ifんさんみたいになりたくて…今まで頑張ってきたんです!

If

へぇそうなん?w嬉しいわぁありがとう

ないこ

なーにまろ〜!可愛い後輩できちゃってるじゃーん!

後輩

これからも応援させてください!そして!いつか自分とコラボして欲しいです!自分がもっと大きくなったら!

If

ん!もちろんええで!楽しみにさせていただきます

ないこ

歌声とか歌い方もまろと似合うよね!お似合いだよ〜!

あぁもうヤダ

りうら

あにき…!?

初兎

ちょっ!悠くん!?

-hotoke-

どこ行くの!?

その一心で俺はその場から逃げ出した

悠佑

はぁっ…はぁっ…

どれくらい走ったのだろう。ここがどこか俺も分からない。けれどスマホもあるし、都心だから遭難とかそういう系のことは大丈夫だろう

悠佑

電源切ろ

走っている間、ずっとスマホが揺れていた。きっとメンバーが連絡してくれてたのだろう。けれど、何も見たくなかった。だって思い知ってしまった

俺はまろの隣に相応しくない

相応しいのは後輩だって

悠佑

わかってたんやけどなぁ…

歌声を聞いた時から思っていた。まろと歌ったら似合うだろうなって、聴いてみたいなって思ってた

でもそれは歌い手として。恋愛としては考えてなかった。けれど、さっきのあれを見て、もう辛くなってしまった

歌が上手くて、歌の相性も良くて、あのまろの優しそうな顔。食いつく後輩。その2人の様子を見て、カップルみたいだなって思ってしまった

悠佑

それに比べて俺は…

俺はこんなに醜い。あんなふうにまろに言いに行くことは無いし、歌だって力強い。バラード系には似合わないって歌ってみたをあげる度にコメントが来ていた

わかってた。ああいう後輩みたいなタイプの方がいいって。俺もああなりたかったって。まろと出会って、まろと歌って、自分の歌声がもっと好きになったのに

悠佑

もうなんもいらんわっ…

悠佑

こんな歌声も

悠佑

俺自身も

悠佑

っ…いらんっ…

悠佑

なんもいらんっ…

悠佑

全部いらんっ…

まろのことも…

悠佑

っ……

悠佑

いらn…

If

ギュッ

悠佑

⁉️

後ろから感じる温もり。ふわりと香る大好きな君の香り。耳にかかる息切れ

If

見つけたっ……

悠佑

まr…

If

良かった…ほんま良かったわ…

If

どないしたん?話してくれへん?

悠佑

っ…

後ろから抱きついていたまろか、正面にしゃがむ。話したい。この気持ち、この不安を全部拭い去りたい。けれど俺に非がある。だから俺が受け止めへんといけない

悠佑

なんも無い

If

そんなこと…

悠佑

大丈夫。ごめんな?心配させたやろ

If

あにきっ…

悠佑

後輩は?もっと話してれば良かったのに

If

もうやめろや!

悠佑

ビクッ

すると俺の頬に手を添えて

If

チュッ

暖かい、優しいキスが降りてくる。驚きで目を開けたままにしてしまったが、目を閉じているまろが美しかった。綺麗だった

If

ちゃんと話して…

If

あにきが苦しんでるの嫌や…

If

好きな人の力になれないなんて…絶対に嫌…

さっきまで泣きそうになっていたのは俺の方なのに、今では君の方が泣きそうで、話さずには居られなかった

If

そうだったんや…

If

とりあえずその後輩シバいてきてもええ?

悠佑

あかん

If

( ˙꒳​˙ )デスヨネ

If

あんな?あにき

If

俺はまず、あにきの歌声が大好き。だから嫌いにならないでほしい

If

そして俺の隣に立つのは今までもこれからもあにきだけやで?だから似合うとか似合わないとかない。あにき以外立たせない

If

俺はあにきの全てが好き

If

俺をこんなにあにき大好きにさせたのはあにきやで?ww

悠佑

恥ずかしいこと言うなバカ…///

でもその言葉が欲しかった。どこかで求めていた。だからもう不安はない。あんなに不安になっていた、メガティブになっていた自分を疑ってしまうくらいだ

If

んふふっ…伝わった?

悠佑

充分すぎるくらい伝わったわ

If

ん、じゃあ帰ろっか

そうして君は手を差し出す。その手を取り、俺たちは歩き出す

俺の隣は生涯まろだけ

loading

この作品はいかがでしたか?

1,503

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚