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nmmn 紫×赫 男性妊娠 キャラ崩壊 オリキャラ 注意
パクリ,転載,自作発言,スクショ禁止
設定等は全て主オリジナルです。
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⚠ご本人様には関係ありません⚠
視点、時系列が分かりにくいですがお許し下さい。
これらのことに了承していただける方のみ先へ
🄾🄽🄴 🄲🅄🅂🄷🄸🄾🄽
予定通りに雪がちらつき始めた。
雪がアスファルトの地面に落ちては溶ける。
隣を歩く彼への想いも、 雪のように溶けて。
溶けて。
想い出になれば…とおもう。
彼が娘を見つめ、瞳をゆるめている
彼がるなを抱いている。
赫
彼の腕の中で、すやすや眠る娘に
心の中でそっと話しかける。
俺が見たいと望んだ光景が 今、目の前に広がっている
今、この光景を目に焼き付けて。
また、明日から二人で。
また、るなと二人で生きていこうと思う。
るなが父親の腕に抱かれた、 この光景を。
ずっと忘れないで 生きていこうと思う。
紫
なつたちの住居を見て驚く。
思ったより近くに住んでいた。
二人の住むマンション。
郊外の住宅街にあったが。
紫
二人で住むには広すぎる。
しかし、俗世間から離れるには 最適な場所だった。
そこは、AmenoI Holdings の マンションらしい。
しかも、周辺一帯が AmenoI Holdingsの土地だという。
関係者にしか貸し出されないと 言うこのマンションの 一室をこさめが貸してくれた らしい。
紫
二人の住居に足を踏み入れる。
部屋に入ったとき、 懐かしい なつの匂いがした。
何か特別な匂い、 というわけではないが。
部屋には今日のために飾られたで あろうクリスマスツリーがあった。
ただ、デカ過ぎるが。
紫
赫
赫
紫
赫
紫
赫
赫
紫
赫
今こそさっき聞けなかったことを。
紫
紫
一気になつの表情が険しくなる。
でも、今回は絶対にひけない。
紫
紫
赫
赫
紫
赫
赫
紫
紫
紫
なつは生理男子だと言う前提で問う
俺しか、と言う言葉は あえて言わない。
どうかそうであってほしい。と
赫
赫
赫
やはり簡単には 『真実』を教えてくれない。
その『嘘』が、『誤魔化し』が。
俺のことを思っての事だとしても。
どうしょうもなく 寂しくて、切なかった。
赫
紫
まだひき下がらない俺になつは少しだけ躊躇う様な表情をみせる。
きっと俺でなければ分からない。
本当に僅かに動揺していた。
るなの母を探している時。
俺はるなの『母親』について 質問した。
その話の中で、るなの 『母親』は“男”だと分かった。
そして、 彼女の母がなつだと確信した俺は、
彼女の『父親』に ついても聞いてみた。
るなは2歳とは 思えないほど賢かった。
るなは、 素直に何でもよく話してくれた。
その時、るなが教えてくれたこと。
それは、
『父親に会ったことがない』
ということ。
彼女は『父親がいない』 とは言わなかった。
るな
紫
るな
紫
るな
彼女は力強く頷いた。
その瞳は父親の存在を本当に 信じているように見えた。
そして、会ったこともない父親への愛が溢れているように見えた。
紫
紫
その答えに俺は胸を射抜かれる。
紫
紫
赫
なつは不思議そうな顔をする。
紫
紫
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るな
るなはそう言って誇らしげに笑った
いつも、るなの母が、
どんな風に父の事を 語っているのか_
紫
赫
そう呟いてなつが俯く。
沈黙の後、ようやく顔を上げて
赫
と何の意味もない言葉をこぼす。
その瞳には今にも零れ落ちそうな 涙がたまっていて。
その反応だけで、
もう十分だった。
もうこれ以上他の根拠を語るなんて無理だった。
だって今、目の前に。
ずっと会いたかった、
愛している貴方がいるから。
紫
赫
紫
紫
紫
ずっと会いたかったひとがいる。
ずっと探し続けたひとがいる。
もしかしたら、もうこの世には居ないんじゃないか。とまで想像した。
あなたが。
今、目の前にいる。
そして、たった一人で
俺の子を、
俺たちの子を。
守り、育ててくれた。
愛してくれた。
そして、こんな俺のことも。
ずっと忘れず、愛してくれた。
愛し続けてくれた。
そう思うと、 もう我慢できなかった。
抑えきれなかった。
紫
俺は勢い良く椅子から立ち上がる。
その拍子に椅子が倒れるが 気にしない。
赫
向かいに座っていたなつを がむしゃらに抱き寄せる。
あの時よりも驚くほど 細くなっていて、心配になる。
赫
紫
ぎゅっと腕に力を込めて、 なつの反論ごと腕に閉じ込める。
腕の中の彼の表情は見えない。
けれど、逃げようとしているのは 分かる。
でも、もう離さない。
離したくない。
もう二度と、腕の中の貴方を 手離したくない。
紫
赫
そっと、耳打ちするとなつは抵抗をやめた。
ここで彼女の名を出すのは、
我ながら卑怯だとは思う。
でも、今回だけは、
今だけは許してほしい。
るなが俺たちを繋いでくれた。
俺となつの縁を。
俺はなつを抱きしめながら、 話し始める。
今度こそ、あの時言えなかった、
一番、大切な話を。
一番、伝えたい話を。
コメント
4件
つづきがぁぁああ!!気になりすぎる…!!!言葉選びが上手すぎませんか…?めちゃ好きな作品です!!
あぁ!ついに!ついに! 今回もとても面白かったです! 主さんの言葉づかいや表現力の凄さで、お話の内容などが分かりやすく頭に入ってきます!次回も楽しみに待っています!