復讐

三年前。 それは突然だった。

蒼を含む社会人になる人たちのお別れ会でそれは起きた。

蒼が茜を連れて雫の席へやってきたのだ

いきなりのことで雫はすぐに返事が出せずにいた。 実は茜とは会話もしたことがない上に、他の人たちによく知りもしない雫の悪口を言いふらしてた本人だったからだ。

しかも本人も姉に任せ、気だるそうにしている。

そう言って二人は帰っていった。

その日から雫は気分屋すぎる茜に振り回され、 いきなりキレられ物を投げられても、 人の顔を気にする雫は、 茜の顔色ばかり伺っていた。 そして、ついに 何かあるとすぐ姉が出てくると周りからも脅され精神的に追い込まれていった

そんな時雫にさらに追い討ちをかける出来事が起きた。 颯汰といつものようにご飯に行っていた時だった

茜は雫にあたる分、周りにはそういうそぶりをあまり出していなかったのだ。 この時 雫は、彼にそれを伝えることもよくないと思い一人で抱え込んでいた。

雫が茜に気持ちを伝えてから 茜は彼と頻繁に会うようになった。 また、それを見せびらかすように雫に伝えてくる。