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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

ピピピピピピピピ

ニキ

ん?

ニキ

電話?

俺はスマホの呼出音で目を覚ました

着信画面を見ると、そこには18号の名前が表示されていた

俺は、ベッドから体を起こし欠伸をしながら通話ボタンを押した

ニキ

んー

ニキ

おはよー

ニキ

どした?

18号

『ごめーん』

18号

『起こしてもぉた?』

ニキ

いいよ別に

ニキ

で、どうした?

18号

『なんかなぁ』

18号

『私のとこに変な案件の連絡来とって』

ニキ

ん?

ニキ

変な案件?

俺は、数日前にりぃちょが勝手に受けてしまった案件の内容が頭にチラついた

18号

『そうなんよー』

18号

『なんかな』

18号

『商品の使用レビュー書いて欲しいっていうやつなんやけど』

ニキ

え?

ニキ

えっと…

ニキ

どんな商品か聞いても…

18号

『ええで?』

18号

『えっとね』

18号

『最新式マッサージ器やって』

ニキ

マッサージ?

18号

『そうそう』

18号

『なんか凝りの酷いとこに当てる低周波治療器みたいなやつみたいやで』

ニキ

あー

ニキ

あぁそうか

ニキ

そっちは普通か?

18号

『そっちはってなんなん?』

18号

『ニキニキ達んとこにもなんかきたん?』

ニキ

あーまぁ変なのはいろいろ…

ニキ

でも気にしなくて大丈夫

18号

『そう?ならええけど』

18号

『一応受ける前に聞いとこうかなぁと思って』

ニキ

あーまぁ、じゅうはちがいいならいいんじゃない?

18号

『あ、そう?』

18号

『なら受けようかなぁ』

ニキ

ちなみにさ

18号

『ん?』

ニキ

どこからの案件か教えて貰える?

18号

『あーええでー』

18号

『後で依頼メール転送するわー』

ニキ

ありがとー

18号のところにも案件…しかもレビューのみ…少し気になった

俺は、急いで着替えるとリビング迄降りることにした

キャメロン

あ、ニキくん早いね

キャメロン

コーヒー飲む?

ニキ

あーいや、俺はお茶でいい

ニキ

ありがと

キャメロン

いーよついでだし

キャメロン

なんかあったの?

ニキ

ちょっと…気になることあって

キャメロン

ふーん

先に起きてコーヒーを入れていたキャメロンと軽く会話をして、俺はPCの前に座った

カタカタカタカタ…タンッ

ニキ

あー

ニキ

あぁ…んー

18号から転送されてきた依頼メールを見て、俺は唸り声を上げた

そんな俺の元にお茶の入ったコップを持ってきたキャメロンが、PCをのぞき込みながら首を傾げた

キャメロン

あれ?

キャメロン

この依頼主…

ニキ

気づいた?

キャメロン

やっぱそうだよね?

ニキ

そうなんだよ…

ニキ

おかしいよなこれ

俺たちの前にある画面に映っているのは依頼書の1番下に記載された依頼主の名前だった

それは、この前のラブグッズの案件の依頼主と全く同じだった

ニキ

なぁ、これって……

俺が思ったことを口に出そうとしたその瞬間、1件のメールがとどいた

ニキキャメ

え?

キャメロン

えっと……

ニキ

要するに

ニキ

カモフラージュのために18号にも案件を送ったと……

キャメロン

しかも、マネージャーも知ってると……

ニキ

ありかよコレ……

キャメロン

まぁ、マネージャーがGO出したんなら有り?

ニキ

ふぅ……

ニキ

ますます混乱してきた

キャメロン

とりあえず

キャメロン

発送したって書いてあるから

キャメロン

それの到着待つか

ニキ

そう……だな

数日後

ピンポーン

りぃちょ

りぃちょ

俺出てくるー

キャメロン

ちょっ

キャメロン

りぃちょくん!

しろせんせー

あいつは今日も元気やなぁ

ニキ

まぁそれだけが取り柄だし

しろせんせー

お前酷いのぉww

しろせんせー

りぃちょに対して

しろせんせー

言葉が強いwww

ニキ

んー?

ニキ

そうかなぁ?

ニキ

普通じゃない?

しろせんせー

いやいやww

しろせんせー

俺にはもっと優しいやん

ニキ

そりゃぁ……ねぇ

ニキ

愛しのボビーちゃんと

ニキ

りぃちょごときが

ニキ

同じ扱いなわけないじゃん

俺がボビーの腰に手を回して引き寄せたタイミングで、バタバタと足音を立ててりぃちょたちが帰ってきた

りぃちょ

ねぇねぇ

りぃちょ

届いたよー

りぃちょ

って

りぃちょ

あー!!!

りぃちょ

またイチャついてるー

ニキ

うるせぇよ

ニキ

邪魔すんな

りぃちょ

えーひどくなぁい?

キャメロン

りぃちょくん

キャメロン

そのくらいにして!

キャメロン

ニキくんの目が怖いから!!

しろせんせー

ほらニキww

しろせんせー

機嫌直し?

チュッと小さな音を立ててボビーの唇が俺の額に当たる

普段人前ではそういうことをしないボビーが、機嫌良さげな顔でやさしいキスをしてくれるなんて……俺はボビーから目が離せなくなった

りぃちょ

あーあー

りぃちょ

おふたりさん?

りぃちょ

話していい?

ニキ

なんだよ!

しろせんせー

なんやねん

りぃちょ

うーふたりがー

キャメロン

タイミングだよりぃちょくん

俺ら2人に睨まれて、助ける求めるようにキャメにしがみつくりぃちょ

キャメはそんなりぃちょを宥めながら、諭していた

キャメロン

ほら、話すことあるでしょ

りぃちょ

りぃちょ

そうだった!

りぃちょ

例の案件のやつ

りぃちょ

とどいたよ!

りぃちょ

こんなでっかい箱なの!

しろせんせー

でっか!!!

ニキ

いやいやww

ニキ

いくつ入ってんだよww

想像よりもでかい箱に、俺らは苦笑いをした

そして、中のものを傷つけないように、慎重にカッターでガムテープを切って箱を開けた

ニキ

うわー

しろせんせー

すごいなこれは

りぃちょ

俺さ、こんなに見たの初めて

キャメロン

俺も……

この作品はいかがでしたか?

649

コメント

4

ユーザー

神なんですか神ですね(?)

ユーザー

最高すぎました、、、、、! 続き楽しみにしてます!!!

ユーザー

あッヤベッ尊すぎて液体化しそu(((ジュワァァァァ

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