駅前
勇太side
紫耀
紫耀
海人
勇太
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
平野記念病院
紫耀side
俺は、裕福な家庭に産まれた。
だから、いつも特別扱いされて友達が居なかった。
俺は、普通の友達が欲しかった。
放課後にコンビニに寄って、お菓子を食べたり
昼休みに一緒にそれぞれ違う弁当を食べたり
夜の学校に侵入して、星を見たり…
それをするのが、俺の夢だった。
でも、この病院の院長であるお母さんに、こんな我儘言って
迷惑になってしまうなんて思って
ずっと、言えずにいた。
でも、ある日、俺の世界を変えてくれた人と出会った
平野記念病院 病室
紫耀
康二
紫耀
康二
最近入院してきた向井康二くん。
年上で、お兄ちゃんのような存在だった。
俺はずっと…康二くんが居ればいいと思ってた。
でも、神様は意地悪だった。
平野記念病院 病室
紫耀side
ある日、いつものように康二くんとトランプで遊んでいた時だった。
康二
紫耀
紫耀
無我夢中でナースコールを押し続けた
紫耀
ガラガラ!
ナース1
ナース2
ドクター
ナース1
ナース2
俺はただ呆然と立ち尽くすだけだった。
平野記念病院 院長室
紫耀side
なんで…
康二くんは骨折で入院してきたはず…
足にギプスだって巻いてたし
なんで…胸を押さえてたの…?
ガラガラ…
紫耀母
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀母
紫耀
俺は…心の整理がつかないまま、部屋に篭った
紫耀の部屋
紫耀side
康二くんを俺が助けた?
紫耀
康二くんの状態をもっといい方向にはもっていけなかったの?
俺はもっとなにかできたんじゃないの?
コンコン…
紫耀母
紫耀
それは
「紫耀へ」と書かれた手紙だった。
平野記念病院 病室
康二side
紫耀へ!
この手紙が見つかったってことは、俺はもう死んでるんかな?
ゴメンな、嘘ついて。
紫耀には悲しい思いさせたなかってん。
俺な、紫耀と居ってずっと楽しかったで!
あー…今感動して泣いてるやろ?
男が泣くなボケ!笑
ほな、天に昇った康二くんから、お前に伝言や!
紫耀、お前は変われる。
それを自分でちゃんとできるかなんや。
自分から踏み出さんかったらいつまでも変われへん。
紫耀ならできる、言いたいことを伝えろ。
変われ、ほんで
変われたら、めいいっぱい
笑え。
紫耀の部屋
紫耀side
紫耀母
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀
紫耀母
紫耀母
紫耀母
紫耀
紫耀
紫耀
駅前
紫耀side
紫耀
海人
勇太
紫耀
紫耀
紫耀
海人
海人
紫耀
海人
勇太
勇太
紫耀
紫耀
チャリン。
勇太
海人
紫耀
勇太
海人
海人
海人
勇太
紫耀
康二くん、元気ですか?
俺は、今、大切な友達がいます。
康二くん、約束します。
めいいっぱい
笑います!
コメント
2件
この話マジで泣けました!最高です︎✌︎