コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
毎日ここで、足がガクガク震えだし、立ち竦んでしまう。
それでも、この私の命が灯り続け、卒業するまでは、この恐怖に耐えなければならない。
竦みそうになる足を奮い立たせ、歩き出した。
no.
良かった…。今日は、何も起きない。
芽生
no.
芽生
芽生
no.
声になった溜め息と共に、自分の席の椅子に腰を下ろす。
溜め息をするとシアワセを逃すというけれど、どうしょうもないくらい溜め息がでてしまう。
急いで支度を済ませ、栞の入った文庫本を開く。
凄く完動できる筈の本なのに、声になりかけた溜め息ばかり増えていく。
これくらしか、私にできることはないから…。
HRを始めるチャイムが早くならないかな、と心底思う。
そうすれば、恐怖からは少し、逃れることができる。
そう思っても、まだHRが始まるには充分な時間が残っている。
文庫本は後少しで読み終わるし、といって朝っぱらから図書室には行きたくないし…。
一体、どれだけの時間が過ぎただろう。
これだけ経ってもチャイムは鳴らない。
この世界は、残酷なように設計されているのだろうか。
私だけ、理不尽なように。
キーンコーンカーンコーン
嗚呼、やっと鳴ってくれた……。
その安心感の方が大きかった。
芽生
no.
後少しで、イジメられていたのだろうか。
そう考えると、背筋が凍えた。
再び足が震えだす。
膝の上で拳を握る。
なんで、なんで私はイジメられなきゃならないの?。
そんな問いに、山吹(芽生)さんは答えないだろう。
ただ、"面白半分"でしている筈なのだから。
主¦変なところで区切ってすんません(汗)。 次回は、暴力表現・血表現ありかもです……! ニガテな方は3話であいましょう!、。 数ある作品の中からわざわざ読んでくださりありがとうございます…!。