コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【高級ホテルへご招待】
夏又平吉
俺は、義足を修理してもらった後、能力特殊軍警察絡みの事件に、特別捜査本部からハッキングを仕掛けるよう頼まれて、せっかくの休日だというのに朝から休む暇がなかったものだから、今こうして、時間差でドッときた疲労を和らげようとカフェで一服しているところである。 しかし、ここに来るまでずっと立っていたものだから、流石に義足をつけている左脚が痛むなぁ…少し外しておこうか。
早川明智
左脚から義足を外した瞬間、見覚えのある横顔が、耳に口をつけんばかりにして囁いた。
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
彼は席を立って俺にメモを渡した。 彼から手渡されたのは、ご丁寧にタイプライターで打ち込まれた文字で『今夜22時 東京ステーションホテルにてお待ちしております。』と綴られてあった。 あえて随筆で書いて渡さなかった理由はなんとなく分かるような気もする。 俺が、彼の罠に掛かる理由には好奇心が勝るというのもあるが、何より、彼が俺を手中に落とせたと思い込んだ瞬間、俺がその計画を狂わせて逆に、手中に収めるのがとても愉快でたまらない。たとえどんな安易な罠でもすぐに掛かりたくなる、そんな体質なのだ。
夏又平吉
【木栖巡査長と秘密の約束】
俺は予定の時刻通りに、東京ステーションホテルの玄関口でイスに座りながら彼を待っていると、誰かに驚いた口調で話しかけられた。
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
夏又平吉
【鉄道ホテルと憧れロマン】
ホテルマンに道を案内され、俺たちの予約していた部屋までたどり着いた。
夏又平吉
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
ガタンッ_
夏又平吉
義足をつけている左脚に、 わざと足を引っ掛けて俺を転ばせたようだ。
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
早川明智
ガンッ_
早川明智
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
早川明智
ブスッ_
夏又平吉
早川明智
早川明智
まずい。いっぱい食わされた。 いつもの俺らしくない。今日はなにかと調子が悪い。 いや、今はそれどころではない。早く玄関口まで逃げなくては…
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
パンッ_
俺は胸ポケットに右手を突っ込んで 小型拳銃(ワルサーPPK)を取り出し、彼に狙いを定め一寸の迷いなく右肩を撃ち抜いた。
早川明智
早川明智
夏又平吉
夏又平吉
早川明智
夏又平吉
失敗すれば地獄行きだ。 いや、このまま彼の思うままにされてもどっちにしろ地獄だ。 でも俺がここから逃げれたとしても、この建物に爆弾でも仕掛けてあったらより多くの被害者を出してしまう可能性もありえなくもない… 仕方ない…一か八かだ!
夏又平吉
脚の至る所の関節に銃弾を命中させ、彼の動きを鈍らせた。すぐさま、彼が落とした折り畳みナイフをズボンのポケットにしまって、壁際に蹴り飛ばされた自前の義足をつけ、玄関口の見える廊下に飛び出して、無客のエレベーターに駆け込んだ。
早川明智
【夜に溶け込むホテル】
夏又平吉
太ももから絶え間なく溢れ出す鮮血の赤が、床を華やかに染め上げ、エレベーターの中いっぱいに、鉄の香りで包んでいった。
ホテリエ
エレベーターの前を通りかかったホテリエの方が、たまたま俺に気づいた様子で、慌てながら調子を尋ねた。
夏又平吉
ホテリエ
少しめまいがしてきた。もしも彼が早く追いついてきたらどうする。逆に彼が逃げていたらどうする。 まず、井口たちを呼ぼうか。 いや、ここまで距離が遠いからすぐに来れはしないな。 さすがに警察を呼ぼう… 俺は、冷えた手で警察に電話をかけた。
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
木栖ヨウマ
夏又平吉
ガチャン_
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
木栖ヨウマ
夏又平吉
夏又平吉