祐樹
……今日はどこ行くの?
蒼真
…秘密です
もうすぐ三十路の俺は 須田くんに2度目のデートに誘われました
祐樹
…。
こくっ
蒼真
……ふ
蒼真
少し寝ててもいいですよ
祐樹
…ん
祐樹
ごめんね
蒼真
むしろ断られると思ってたので…
返事をしないまま2ヶ月が経ったけど
正直、須田くんを好きになってきている自分がいる
でも 前のようになってしまうのが怖い
祐樹
……桜?
蒼真
…綺麗でしょ?
蒼真
やっぱり花は祐樹さんに似合いますね
蒼真
色男ですから笑
祐樹
……何言ってんの笑
蒼真
…人を好きになれたの
蒼真
祐樹さんが初めてです
祐樹
…!
蒼真
返事はいくらでも待ちます
蒼真
嫌だと言われたら諦めます
蒼真
なので…
蒼真
嫌わないでください
祐樹
……!
須田くんの悲しそうな顔に胸が痛い もう答えは出てるのに すぐに言葉に出来ずにいる
祐樹
…うん
祐樹
嫌わないよ
祐樹
ご飯まで奢ってもらっちゃって良かったの?
蒼真
……平気です
蒼真
家、どの辺でしたっけ
祐樹
♯町の##マンションのとこ
蒼真
割と近いんですね
祐樹
…うん
蒼真
……。
祐樹
……家
祐樹
寄ってく?
蒼真
……え
蒼真
いや…あの
蒼真
どういう意味か
蒼真
分かってます?
祐樹
……どうだろうね