此方を見て

ないちゃんへ、 あ、あんまりこういうのなれてなくて、なんて言うか、わかんないけど初めて会った時からずっと思ってて、でもないちゃんは僕の方を見てくれなくて、でも！僕はずっとないちゃんしか見てないっていうか、なんて言ったらいいかわかんないだけど、す、好きです直接言えなくてごめんね、いつか、お返事をください ほとけ

ばれた、どうしよう知られちゃった

胸に秘めてた思いが、ｯｯ

ないちゃんに嫌われちゃう、

嫌われる、？

そ、それならｯｯ

ばっ(走

話さのさない方がましｯｯ

どこまで、どのくらい走ったか分からない

息はとっくに上がっている、でも足は止まらない

もう大丈夫かなって、思って足を止めた

ないちゃんは来てはぐれないけどね、でも来てくれたら嬉しいなっていう僕のエゴ

する事もなくてでも帰れなくて気がついたら夜になっていた

流石にもうないちゃんは帰っている、だから帰ろうかなと思ったけれど

もし、居たら？なんて言われる？

考えるだけでも背筋が凍る

ないちゃんは優しいからそんな事は言われないって分かってるけど

いや、でも悪いのは全部僕だから、言われても仕方がない

野宿は流石にむりだしかと言ってメンバーの家も行けない

大人しく家に帰ろう

がちゃ(開

静かにドアを開ける

見つからないように、ばれないように

ないちゃんがソファーで寝ている

寝顔が見蕩れる綺麗で、

今ならきすをしてもばれない、

そんな事しか考えられない自分が大嫌い

会うのは気まずい

ないちゃんを家まで送ろうかな、時間はかかるけどね

あいにく車は持っていない

ないちゃんを運ぶのは大変だ、僕は力が弱いから

でも、ないちゃんだって考えると、自然に少しだけうれしく思う

ないちゃんを起こさないように、けしてばれないように

合鍵、そういえば持ってたな

あれはすごく嬉しかったな

結局僕は恥ずかしくて使ってないんだけどね

こんな形で使うことになるとは思わなかったな

ないちゃんの部屋を勝手に見るのは悪いけど

綺麗に整っていて、ないちゃんらしいなって

几帳面なところが、ないちゃんのいい所でもあるよね

すっ(置

ゆっくりとないちゃんをベットに乗せて、

やばい、起こしちゃった、？

良かった、大丈夫

やることは終えたからあとは帰るだけ

帰るだけだけど、もう少しもう少しだけ