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そんな10年前のことなんて忘れた頃
家族も家も無くし、俺自身も 死にかけてた頃
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全身から出血し、頭もふわふわして きていた
もう死を覚悟した
そんな時
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茂みから現れたのは、綺麗な赤い髪に、 綺麗な緑色の瞳が特徴的な、何処かで 見たような人間だ。
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今はそんなことどうでも良くて、命最優先だった。
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でも彼の顔は青ざめていて、
持っていても渡してくれるとは思え なかった。
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そう思い、最期に言うのはどんな言葉なのだろうかと考えていると、
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彼は優しかった
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そこから彼が10年前のあの子と同じだと 思い出し、今に至る。
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10年前よりずっと大人びて、かっこよく なっていた。
きっと俺は彼のことが好きなんだろうなと思う。
看病してくれたからというのもあるが、 きっと初めて遊んだ10年前から なんだろうなと思っている。
ひとりぼっちだった俺を、 救ってくれたから──────
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これを聞いて思った
彼からはもう獣人との記憶が消えてるん だろうなって
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獣人は嫌いなはずなのに、心配してくれた
そのことに少しでも距離が縮まったのかなと喜びながら、俺も眠りについた。
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隣を見ると、居候獣人はまだ寝ていた
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此奴は獣人
親しくしてると俺にはもちろん、獣人にも罰が下る
獣人は…射殺されちゃうんだっけ
で、人間は牢屋行き
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どうせ俺はひとりなので牢屋に行くとかはどうでもいいのだが
流石に目の前で死なれるとあのときの 記憶が蘇るので1人で出かけることにした。
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ちらっと見えたその先には
見覚えのある白髪の獣人が居た
彼は俺を見つけるなりすぐに ものすごいスピードで走ってきた
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まだ俺は恐怖心がある為、思わず彼を 遠ざけてしまった
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驚いた
彼がそんなに心配をしてくれているなんて
朝置いていったことと、さっきの態度が 申し訳なく思えてきた
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そう言ってふにゃっと笑った彼の姿を見て 何故かとても懐かしい気持ちになった
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数週間後
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朝起きるといつ起きたのか分からない彼が 大量の木の実を持って俺のところに来た
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この数週間で大分彼への恐怖心が 無くなった
ただ彼だけなのでまだ獣人は嫌いだし 怖い。
獣人(獣化)
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獣人(獣化)
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