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リヴァイ兵長

オイ!待て!

リヴァイは私の腕を強く掴んだ

ジェシ

…っ痛い!

リヴァイ兵長

!!!

リヴァイ兵長

あっすまない

リヴァイの手が離れる

ジェシ

なんで離すんですか…

リヴァイ兵長

…?

ジェシ

前みたいに強く引っ張って、強引に押し倒してよ…

リヴァイ兵長

お前…

ジェシ

知ったつもりだったんです、、

ジェシ

リヴァイ兵長のこと…

ジェシ

仕事してる時は本当に強くて頭が良い最強の戦士で無愛想に見えて情に熱くて

ジェシ

私といる時は、寝てる時赤ちゃんみたいに可愛いし、急に優しくなったりして、でもちょっと強引で

ジェシ

そんな姿私だけが知ってるんだって思ってた

ジェシ

何考えてるか分かんないその顔も少しは分かるようになったって

ジェシ

でも、ぜんっぜん分かんないです…

ジェシ

何も知らないんです…

リヴァイ兵長

ジェシ

ジェシ

…っ!!

リヴァイが私をギュッと抱きしめる

リヴァイ兵長

もう喋るな

リヴァイ兵長

最近し始めたメイクがぐちゃぐちゃだぞ

ジェシ

!!!

ジェシ

気づいてたんですか…

リヴァイ兵長

あぁ

ジェシ

(なにそれ、、)

ジェシ

(私は何も知らないのに)

ジェシ

(リヴァイ兵長は見ててくれてたの?)

リヴァイ兵長

泣き顔、同期に見られたくないから俺の部屋に来るか?

ジェシ

…今は1人部屋です

ジェシ

でも、行きます…

トコッ トコッ トコッ

フレイヤ

なぁに…そういうこと?!

リヴァイ兵長

泣き止んだか?

ジェシ

はい、すみません

ジェシ

手、出してこないんですね

リヴァイ兵長

それは誘ってるのか?

ジェシ

フレイヤって女性とキスしてました…

リヴァイ兵長

…!!

リヴァイ兵長

見てたのか、

ジェシ

見たくて見た訳じゃないです

リヴァイ兵長

話して欲しいか?

ジェシ

無理して話してもらわなくてもいいです

ジェシ

けど

ジェシ

ちょっと気になります

リヴァイ兵長

そうか、

リヴァイは、紅茶を飲みほした後

ゆっくり話してくれた

リヴァイ兵長

ジェシなら知ってるかもしれないが

リヴァイ兵長

俺は地下街でゴロツキをしていた時に

リヴァイ兵長

エルヴィンに調査兵団に入れられた

ジェシ

まぁなんとなく…

そこには、女のくせに男をも一網打尽にする兵士がいた

兵士

なんで地下街のゴロツキがこんなとこいんだよ!

兵士

俺らが必死に訓練受けたあの努力、全部バカみたいじゃねーか!

フレイヤ

どれだけ努力しても、バカみたいに巨人に食われていく

フレイヤ

巨人目の前に戦えない奴は、死ぬ。アイツは戦った。それだけ。

そんな女も影では泣いていた

フレイヤ

…っく

フレイヤ

動けなかった…なんで…クソっ

リヴァイ兵長

フレイヤ

…なに?

フレイヤ

からかいに来たの?

リヴァイ兵長

いや別に、俺には関係ない

フレイヤ

ねぇ、なんでこんなとこいるの?

フレイヤ

一緒に来てた仲間が死んじゃったんでしょ?

フレイヤ

どんな風に丸め込まれたのか知らないけど

フレイヤ

逃げて地下街に戻ればいいじゃない、

フレイヤ

ここにいても死ぬだけだよ!

リヴァイ兵長

昨日は熱意が凄かったが、今日は随分弱気だな。

リヴァイ兵長

俺はエルヴィンについて行くと決めた

リヴァイ兵長

それだけだ。

リヴァイ兵長

そういうお前こそ、なんでいるんだ?

フレイヤ

親に復讐する為

リヴァイ兵長

!?

フレイヤ

私の家、貴族なの。だから別に兵士になる利点なんてひとつも無いけど

フレイヤ

産まれた時から婚約者が決まってて、親の見すえた将来がある…それが嫌で

フレイヤ

せめてもの反抗で調査兵団になって、すっごい活躍した挙句、私が死ぬって将来を自ら描いた。

フレイヤ

それの為よ

そんな女に興味が湧いて

リヴァイ兵長

…っやめろよ

フレイヤ

キスごときで顔赤くしちゃって、お子ちゃまだね〜

リヴァイ兵長

お前と同い年だ

でもある日

フレイヤ

ね、地下街ってどんなとこ?

リヴァイ兵長

なんだ急に

フレイヤ

親に戻って来いって言われた

フレイヤ

1週間後、結婚式だって…

フレイヤ

会ったこともない人と

リヴァイ兵長

…っ!

フレイヤ

一緒に逃げよ!

フレイヤ

リヴァイとなら、どこでも行ける!

俺はその時、地下街から一緒に調査兵団に入った仲間を思い出した

さっきまで笑ってた姿が目を離した隙にパッと消える場面を

迷いながらもフレイヤと地下街へ行った

フレイヤ

昼間なのにこんな暗いんだ…

リヴァイ兵長

あぁ

少年

ジェシ!お前は今まで俺にボコられてばっかの癖に調子こいてんじゃねーよ!

ジェシ

今度こそ絶対!!!

フレイヤ

なに、子供同士の喧嘩?

リヴァイ兵長

こういうのはしょっちゅうだ

そのガキは、見るからに強そうな少年を倒した

ジェシ

1度決めたことはやり遂げる‼️

ジェシ

一時の感情でブレブレ思考のお前とは違うんだよ‼️

ジェシ

もう、過去の弱い自分に足引っ張っらせないから‼️

俺は何故かそのガキの言葉が胸に刺さって

リヴァイ兵長

俺はやっぱり1度決めたことを投げ捨る事はできない。

リヴァイ兵長

フレイヤ…お前といる時は楽しかったよ

フレイヤ

リヴァイならそう言うと思ってた

フレイヤ

でも、もしかしたら…なんて考えちゃって、ごめんね

フレイヤ

今までありがとう!大好きだったよ

リヴァイ兵長

あぁ

リヴァイ兵長

貴族のお偉いさんと結婚したらしいからな、

リヴァイ兵長

兵士の階級が上がる事に、あの女と会う機会は多くなった

リヴァイ兵長

あの時は俺も若かったしな

リヴァイ兵長

過去のことだ、今は何も思っていない

ジェシ

…そうだったんですね

ジェシ

(恋人と駆け落ちしようか迷うリヴァイ兵長…想像すらつかないや)

ジェシ

(私よりもはるか昔に出会っていて、リヴァイ兵長を惚れさせた女)

ジェシ

(フレイヤって女性…凄いなぁ)

リヴァイ兵長

嫉妬でもしたか?

ジェシ

してません!

リヴァイ兵長

可愛くないな

リヴァイ兵長

照れながら嫉妬したとでも言ってりゃ可愛いのに

ジェシ

うるさいです。

リヴァイ兵長

俺はお前が他の兵士とイチャついてるのを見ると嫉妬するがな

ジェシ

…っ!

ジェシ

そう言うのよくないです!やめてください!

ジェシ

(なんなのマジで)

ジェシ

(私を振り回しておいてまた思わせぶりな事言う、)

リヴァイ兵長

まぁまた寂しくなったらいつでもここに来い

ジェシ

そんな事言ったら勘違いしちゃいますよ?

ジェシ

(私の気持ち…気づいてるくせに)

リヴァイ兵長

そうだな、勘違いしてろ

ジェシ

…っ

そのまま何も無く帰った

モヤモヤが1つ解決した感じがして

その日はよく眠れた

フレイヤ

私は部屋に入れてくれないくせに

リヴァイ兵長

アイツは特別だ

フレイヤ

でも、付き合うつもりとかないんでしょ?

フレイヤ

ほんと悪い男…

リヴァイ兵長

お前には関係ないだろ

フレイヤ

まぁでもこれでスッキリしたわ

フレイヤ

いいと思うよ、あの子可愛いし

フレイヤ

まぁ私ほどではないけど

リヴァイ兵長

何が言いたい?

フレイヤ

私と別れてから時が経てど、全然リヴァイの恋愛ネタ聞かないからさぁ

フレイヤ

まさか、私の事未だに引きずってんじゃないかって心配してたの

フレイヤ

安心したよ〜

リヴァイ兵長

余計なお世話だ

フレイヤ

じゃあね!リヴァイ兵長!お幸せに

リヴァイ兵長

あぁ、

フレイヤ

私だけか…過去に囚われてたの

フレイヤ

はぁ、、何やってんだ自分

フレイヤの夫

用が済んだ。帰るぞフレイヤ

フレイヤ

はい。

フレイヤの夫

どうした?泣いてたのか?

フレイヤ

いいえ。目にホコリが入ってしまって

フレイヤの夫

そうか、今日は久しぶりにフレイヤの手料理が食べたいな

フレイヤ

ふふっ!任せて!

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