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3人でカフェデート(?)当日

花枝〇〇

(やばい遅れる…!!)

〇〇は走っていた

花枝〇〇

(何で今日に限って電車が遅れるの…本当)

中原中也

お、来たぞ

太宰治

本当だ、おーい、〇〇ちゃーん!

2人が声をかけてくる

花枝〇〇

?????

中原中也

…?何変な顔してんだよ

花枝〇〇

(え、この2人本当に国民的アイドルだよね??)

2人は正体がバレないよう、変装をして、完全に街に溶け込んでいた

花枝〇〇

(いつものオーラ何処行ったの?完全に一般人じゃん?!)

花枝〇〇

(実際、私声かけられるまで全く気づかなかったし…)

中原中也

ん…?この変装に驚いてるのか?

心を読まれた

太宰治

凄いだろう?オーラを消してるんだよ

太宰は笑みを浮かべながら言った

花枝〇〇

え、オーラってそんな装飾品みたいな物なんですか?

中原中也

あー…こいつの言ってることは気にすんな…

中也は太宰を面倒そうな目で見た

花枝〇〇

…?

太宰治

んじゃ、〇〇ちゃんも来たし、カフェ行こうか

花枝〇〇

そうですね、行きましょうか

 

「カラン」

ドアを開けるとベルが鳴った

店員

いらっしゃいませー

店内は人で賑わっていた

花枝〇〇

結構待ってる人居ますね…

中原中也

そうだな

中原中也

…っておい太宰?

太宰はなぜか固まっていた

中原中也

何してんだよ

太宰治

苗字の所…なんて書こう

それは席空きを待つための苗字を記入するボードだった

花枝〇〇

…(確かに太宰、って書くのは危ないしな…)

中原中也

花枝って書きゃ良いだろ

太宰治

確かに〜中原って書こうっと

中原中也

おいお前話聞いてたか?

花枝〇〇

…(ハァ…またやってる…)

〇〇はもう諦め気味だった

店員

花枝さん〜

太宰治

あ、呼ばれたよ

花枝〇〇

(えっ、結局花枝って書いたの?)

太宰はたまに解せぬ行動をする

 

そして3人で席につく

太宰治

何頼む〜?

中原中也

花枝、此処で有名なのって何だ?

花枝〇〇

猫のパンケーキですね

花枝〇〇

(最近広告で見たんだよな)

中原中也

猫…???

中也は猫の生首が乗り、血のかかったパンケーキを想像する

中原中也

それ本当に美味しいのか…?

花枝〇〇

…?美味しいと思いますよ

中原中也

うげ…マジか…

花枝〇〇

えっ?中原さんパンケーキ苦手なんですか?

中原中也

いや…そういう訳じゃねぇんだが…

中也が黙り込む

花枝〇〇

(…まぁいいや)

太宰治

私このフレンチトーストとコーヒーのセットにしようかな

花枝〇〇

…うーん、迷うな…

○○がメニューを睨むように眺めていた

太宰治

何と何で迷っているんだい?

花枝〇〇

このチーズケーキと猫のパンケーキなんですけど…

この店はチーズケーキも有名だ

太宰治

ふうん…

中原中也

おい、全員決まったか?頼むぞ?

花枝〇〇

あ、決まりました

そして中也が店員を呼ぶ

中原中也

俺はこれで

太宰治

あ、私はチーズケーキを頼むよ

花枝〇〇

…(太宰さんフレンチトーストじゃなかったっけ…?)

花枝〇〇

あ、私は猫のパンケーキお願いします

店員

かしこまりました〜

そしてしばらく経ち、

店員

お待たせしました〜

ケーキなどが運ばれてくる

花枝〇〇

(写真で見たけどやっぱり可愛いな…!)

○○の頼んだパンケーキは、チョコで猫の顔が描いてあり、生クリームが沢山のっていた

太宰治

おぉ、美味しそう

中原中也

(猫のパンケーキって生肉じゃなくて見た目って事か…)

花枝〇〇

いただきます

そして○○がパンケーキにナイフを入れる

中原中也

えっ…?

太宰治

わぁ…豪快だね…w

○○が猫の顔面に容赦無くナイフを入れたため、2人は若干驚いていた

花枝〇〇

…なんですか?

太宰治

い、いや別に

中原中也

いやなんでもねぇ

2人はよそよそしく答えた

花枝〇〇

…?(え、どうしたんだろう)

すると突然太宰が言った

太宰治

そうだ、このチーズケーキさ、一緒に食べないかい?

花枝〇〇

え…

中原中也

ブフォッッッ

中也が勢い良くコーヒーを吹き出した

太宰治

ちょっと中也、汚いのだけれど?

そして咳き込む

中原中也

ゴホッ…ゴホッ

花枝〇〇

え、ちょっ中原さん、大丈夫ですか?!

中原中也

あ、いや…ゴホッ…大丈夫だ

中原中也

(ケーキを分ける…?!それって実質…間接キスじゃねぇか…?!)

太宰治

○○ちゃん、中也は気にしなくて良いよ。ほら、これあげるから

太宰は自分のケーキを切り、小皿に移して差し出してきた

花枝〇〇

良いんですか?ありがとうございます

花枝〇〇

(もしかしてさっき私がこれと迷ってたからわざわざ頼んでくれたのかな?)

花枝〇〇

(それだけの為に頼む物を変えてくれたって事?)

中原中也

中也は不機嫌そうにその様子を見ていた

花枝〇〇

あ、そうだ、お2人もこれ食べませんか?

そう言い、○○もパンケーキを切り出して差し出そうとする…が

切り出す際、どんどんナイフで猫の顔面が潰れていく

中原中也

…ちょっ…

太宰治

…○○ちゃん、私が切り分けようか…?

2人は苦笑いをしていた

花枝〇〇

大丈夫ですよ、これくらい出来ますから

中原中也

…花枝、そのパンケーキ自分で食いな、俺は遠慮しておく

太宰治

…私もそうしようかな!○○ちゃんが食べな!

花枝〇〇

…そうですか?じゃあ遠慮無く

そして○○はパンケーキを頬張る

花枝〇〇

んっ!これ美味しい!!

中原中也

…(珍しく笑ってんな)

太宰治

(…可愛いな)

そして○○が2人の視線に気づく

花枝〇〇

…何見てるんですか?何かついてます?

○○は真顔に戻って尋ねた

中原中也

(もうずっと笑っててくれ…)

花枝〇〇

…ほら、私の事見てないでお2人も食べましょうよ

中原中也

嗚呼、そうだな

太宰治

私もいただくよ

そして3人はしばらく談笑とケーキを楽しんだ

ポートgroup事務所内のとある一室

中島敦

おい、芥川

白い頭髪で、紫ががった黄色い瞳をした少年が別の少年に声をかける

芥川龍之介

…なんだ人虎

声をかけられたのは、黒髪で毛先が白い灰色の瞳の少年だ

中島敦

次の仕事、双黒とだって

芥川龍之介

…双黒と?

芥川龍之介

(つまり太宰さんも居るのか…)

そして敦は笑みを含めて言った

中島敦

そう、双黒と一緒にロケだってさ

中島敦

後で資料渡すから目通しておけよ

芥川龍之介

嗚呼、分かっている

そして芥川は部屋を出ていった

next→300♡

なんで私が双黒のマネージャーに?!

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